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水俣条約って何?水銀が”くらし”から無くなる日

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エシカルジュエリーを知っていますか

未来をやさしい輝きで包む
エシカルジュエリーの魅力

 10代からトップモデルとして世界的に活躍を続ける冨永愛さん。ジュエリーの消費が激しいファッション業界で、彼女がエシカルジュエリーを選ぶわけは?

冨永愛さん

私はエシカルジュエリーを選ぶ

エシカルジュエリーを考えるようになったきっかけは?

 私がエシカルな消費へ意識が向いたのは子どもの出産がきっかけでした。子どもに良いもの、子どもの未来にとって良いものと考えていくと、商品の背景にあるさまざまな問題が見えてくる。同時に「地球の裏側で起こっていることは“他人ごとではなく自分ごと”なんだ」ということに気がついたんです。
 ですから、服を選ぶ時もブランドの活動や長く扱えるものなのかということを考え、ジュエリーもエシカルなものを選びます。こうした行動は、環境問題や社会問題全体に対して小さな取り組みかもしれません。ですが、身近なところから始めることこそ大切だと考えています。

エシカルジュエリーの流れ エシカルジュエリーの流れ

まず「知る」ことが大切

海外に比べて、日本の取り組みはどう映っているのでしょうか?

 ファッションで言えば、国内外を問わずブランドはエシカルへの意識を持つことが当たり前の時代になっています。 ただ、消費者の意識にまでは、まだ浸透しきっていないと思います。SNSなどで意見を交換すると、SDGsやエシカルについてそもそも知らないという人が少なくありません。でも、それは仕方のないこと。まず「知る」ことが大切で、知れば「考える」ようになり、「行動する」ようになる。「金を作るのに水銀が使われている」、「水銀を使わないエシカルな金はノーベル賞のメダルにも使われている」といった情報に触れることが第一歩ではないでしょうか。

「自分で選択する」
という贅沢

その上でエシカルジュエリーを選ぶ意味とは?

 「贅沢」を意味する「ラグジュアリー」という言葉があります。この言葉が今指し示すものは、単なる浪費ではなく、「自分で選択する」という意味での贅沢だと考えています。エシカルジュエリーは、通常のジュエリーよりもプレミアムな価値がついて割高となっていることも多いですが、そのプレミアムの背景を知った上で、自分はあえてエシカルジュエリーを選ぶ。その選択こそ人の豊かさであり心の豊かさに繋がる、本当の意味でのラグジュアリーだと思います。
 自分で選んだという誇りは、どんな宝石よりも自分を輝かせてくれる最高のジュエリーだと思います。

冨永愛 モデル
17歳でNYコレクションにてデビューし、一躍話題となる。以後、世界の第一線でトップモデルとして活躍。モデルの他、テレビ、ラジオ、イベントのパーソナリティなど様々な分野にも精力的に挑戦。日本人として唯一無二のキャリアを持つスーパーモデルとして、チャリティ・社会貢献活動や日本の伝統文化を国内外に伝える活動など、その活躍の場をクリエイティブに広げている。2019年秋、TBSドラマ日曜劇場「グランメゾン東京」では主要キャストとして抜擢、女優としても活躍。公益財団法人ジョイセフ アンバサダー、エシカルライフスタイルSDGs アンバサダー(消費者庁)