教養番組「知の回廊」1月放送分は、総合政策学部の黒田絵美子教授が監修した「伝統文化の空間演出」です
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八王子テレメディアで好評放送中。月・水・金が22時30分~、火・木が20時~、土曜日19時~、日曜日が11時30分~、八王子テレメディア地デジ11chJCNプラスチャンネルにてご視聴いただけます!
また、「YouTube」や「iTunes U」にもアップしていますので、八王子CATVをご視聴いただける環境にない方は、インターネットよりお楽しみください。
【番組内容】
皆さんは「演劇」という言葉から、どんなことを連想するでしょうか? 舞台上の限られた時間と空間の中で起こるドラマを第三者である観客に見せること、それが「演劇」という言葉の大まかな説明にはなるでしょう。
しかし、演劇という行為は、実に紀元前の時代から世界のあらゆる場所で、さまざまな形で実践され続けており、今もなお、日々新たな表現方法を生み出しています。
台詞のまったくないパントマイムや舞踊、反対に身体的な動きがほとんどなく、語りによってドラマを描く落語や講談といった日本の話芸も演劇のジャンルのひとつです。「演劇」という言葉に「的」をつけて、「演劇的行為」と枠を広げれば、宗教の儀式や政治家の演説なども、演劇的行為として捉えることができます。
このようにたくさんある演劇のジャンルの中から、今回は日本の伝統的な演劇形態に注目してみたいと思います。