2012年の年頭にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
私は、中央大学総長・学長就任後最初の年頭にあたり、本年を社会との連携を強化する出発の年と位置づけたく考えています。
本学は、学生とそのご父母、学員(卒業生)、教職員といった本学関係者の総力を結集し、社会に貢献する“All Chuo”という言葉を用いてきました。しかし、私は、昨年来の出来事の中で、中央大学に期待されている役割の一つが、より幅広く・深いネットワーク構築のハブ(結節点)であると感じています。大学は、閉ざされた研究・教育の場ではありません。人と組織を専門や年代さらには国境を越えて、無限の組み合わせで結びつける場であり、ゲートウエイなのです。
私たちは、2012年、“All Chuo”を原点として、さらに多くの人と組織のネットワークによる社会連携“Beyond All Chuo”を目指します。
2012年 元旦
中央大学総長・学長 福原 紀彦