12月21日(水)から23日(金)に代々木第二体育館で開催された天皇杯全日本レスリング選手権大会の男子グレコローマンスタイル84Kg級において、天野雅之(中央大学職員)が優勝しました。ご声援ありがとうございました。
以下、本人のコメントです。
いつも応援してくださっている皆様に心より感謝いたします。
今年3.11に大震災が起こり、日本の多くの方々が心を痛められていると思います。
震災後、私を含め中央大学レスリング部は「何かしなくてはいけない」という気持ちから、宮城県気仙沼の大島にボランティアにいかせていただきました。
被災され、大切な家族、友人、家などを失いながらも前を向いて、たくましく笑顔で一歩一歩進んでおられる大島の方々の姿に、本当に驚かされました。ボランティア活動中に私がレスリングをやっていることを島民の方々に話すと「このような状況だからこそ、スポーツなどの明るい情報は私たちの力になります」「頑張ってね」「応援してるよ」といった温かいお言葉やボランティア活動に対する感謝の言葉を多く頂き、逆に勇気を頂きました。
私はスポーツには、夢や希望や感動を届けることができると信じており、自分が頑張ることで多くの方々に夢や希望や感動を届けることができればアスリートとしてこれほど嬉しいことはありません。
そしてこの度、2011年度天皇杯全日本選手権大会に中央大学職員として参加させていただきました。この大会は、来年開催されるロンドンオリンピックの選考会を兼ねており、とても重要な大会でした。
新入職員として1年目の私は、社会人として仕事を行いながら、仕事の始まる前と終わってからの2回の練習を行い、この大会に照準を絞って練習に打ち込んできました。学生時代から引き続いて中央大学の名前を背負い、戦えることは私にとって幸せなことです。
今回優勝できましたのは、家族や多くの仲間・レスリングファンの皆様の応援や支えあってのものです。今大会も多くの方々の応援を受け、いつも以上の力が出せたと思っております。本当にありがとうございました。
これからオリンピックへの戦いが始まります。中央大学や応援してくださる皆様に、オリンピックでメダルを取り、最高の恩返しができるように一生懸命に頑張って参りますので、応援のほどよろしくお願いいたします。
天野雅之