経済学部准教授 千葉謙悟の著書『中国語における東西言語文化交流』(三省堂、2010年)が第39回金田一京助博士記念賞を受賞しました(2011年12月18日)。
本賞は、金田一京助博士の学業にちなみ、日本及び周辺諸民族の言語、文化についての研究・業績を顕彰することを目的として設立された賞で、1973年以来、一年間に出版された特に優れた著書に与えられています。
今回受賞した千葉准教授の著書は、中国語諸方言、欧米諸言語及び歴史文献に関する幅広い知識を駆使し、近代中国における西洋の地名、人名、概念等の翻訳語の創造と伝播の過程を緻密に分析し、ことばの面から東西文化交流史を鮮やかに描き出した研究書であり、学界で高く評価されているものです。