2011年7月6日、中央大学理工学部において、27名の参加を得て国際水環境理工学教育研究ネットワーク第2回会合が開催されました。
「教育研究ネットワーク」とは、産学官の連携により国際水環境理工学人材育成プログラムを推進するための組織で、プログラムの運営、教育カリキュラムの開発、インターンシップ実施及び発展を支援することを目的としています。
教育研究ネットワークは、自発的意思により参加する会員により構成されており、現在、23の組織の方に支援を頂いています。
今回の会合のテーマは、(1)中央大学の本プログラムに対する特別支援策、(2)プログラムへの参加及び協定締結大学拡大に向けた取り組み、(3)夏期インターンシップ、(4)協定大学との研究交流会の開催等についてでした。
冒頭、本プログラムの取組実施責任者である理工学部山田正教授より、本プログラムは、中央大学の国際化事業の一つとして重点活動に挙げられると同時に、プログラムの実施を通じた中央大学の国際水環境改善に対する貢献であり、長い目で見た日本のプレゼンスの向上につながるものとして、理事長・学長等の強いリーダーシップの下に実施する事業であることを改めて表明しました。
続いて、大平一典(おおだいらかずのり)特任教授兼総括コーディネーターから、(1)本プログラム協定校出身の留学生に対する特待生制度の導入、(2)ベトナム1校、中国3校の新規コンソーシアム参加要望への対応状況(3)インターンシップの実施とその評価、(4)10月末に開催を検討している協定校:中山大学との「国際水文と水環境研究広州シンポジウム(仮題)」等に関し、説明がありました。
出席者からは、インターンシップ成果の客観的な評価基準の設定に対する助言や水環境関係に強い優秀な大学からの留学生のプログラムへの応募への期待表明等がありました。