理工学部教授(電気電子情報通信工学科)庄司 一郎は、半導体産業や生命科学などの分野で開発が進められている深紫外光レーザーを高効率に発生させるための新手法を開発しました。深紫外光レーザーは、レーザーを結晶に通過させて波長変換することで発生させます。今回、世界で初となる構造を持つ波長変換デバイスを独自の作成技術で開発し、従来の構造で作成された物に対して1.6倍以上のレーザー発生効率を実現しました。理論上は、構造に手を加えていない同じ長さのバルク結晶を用いた波長変換に対し、10倍以上の効率を得ることが可能です。光デバイス材料やデジタル電子機器の小型化・高性能化を加速する高密度電子回路基礎材料などの先端材料加工への活用が期待されます。
本成果は、2011年7月17~18日にかけてハワイで開催される「非線形光学(NLO:Nonlinear Optics)」国際学会にて発表されます。
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