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FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミが、「筑紫哲也賞」を受賞しました(代表:渡邉恭子・総合政策学部3年)

 FLPジャーナリズムプログラム松野良一ゼミが制作したドキュメンタリー『城南子ども放送局~城南特別支援学校~』(制作統括:渡邉恭子・総合政策学部3年)が、「筑紫哲也賞」を受賞しました。

 この「筑紫哲也賞」は、日本を代表するキャスターだった筑紫哲也氏のご遺族のご厚意で、「市民がつくるTVF(東京ビデオフェスティバル)」に新しく設けられた賞です。今回は、第1回目の受賞となりました。

 受賞作品『城南子ども放送局~城南特別支援学校~』は、東京都大田区にある都立城南特別支援学校の児童が自分たちの学校をリポートした学校紹介ドキュメンタリーです。中央大学の学生は、TA(ティーチングアシスタント)として、児童をサポートしました。審査委員の先生方からは「普段はあまり知られていない特別支援学校の内部や学習内容、そして子どもたちと先生たちの日常が淡々と描かれ、それでいてとても暖かい雰囲気を持った作品」という講評をいただきました。

 筑紫さんのご遺族から、次のようなメッセージをいただきました。

故・筑紫哲也氏の奥様の筑紫房子さん、お嬢様からのお手紙(抜粋)

 筑紫哲也賞には「城南子ども放送局~城南特別支援学校~」を選ばせて頂きました。

 父はどの国を訪れても、子供達に会いに出掛け、それがその国の豊かさのバロメーターだと考えていたようです。どんなに粗悪で苛酷な状況下でも、子供達が底抜けに明るく元気だったと励まされてる事もあった様です。一方で、日本は赤ちゃんの表情でさえ乏しいと案じていました。

 城南の子供達の屈託のない笑顔と父の嬉しそうな笑顔が重なって最も接点を感じた作品でした。良くも悪くも大人達が子供達の環境なのだという点も自然に滲みでているように思います。

 1月29日に行われた受賞式では、『城南子ども放送局~城南特別支援学校~』は、「筑紫哲也賞」のほかに、「優秀作品賞」「ビデオ大賞(グランプリ)」もあわせて受賞しました。

 また、同じくFLP松野ゼミが制作したドキュメンタリー作品『東京陸軍航空学校~少年飛行兵の記憶~』(制作統括:野口真奈美・文学部4年)も、佳作を受賞しました。

「市民がつくるTVF(東京ビデオフェスティバル)」とは:

 31年間続いてきた日本で最大規模の市民映像文化祭「東京ビデオフェスティバル(TVF)」(日本ビクターが主催)を引継いだNPO法人「市民がつくるTVF」(代表理事:小林はくどう)が主催。今回は、国内外から277本が集まった。プロとアマともに参加する審査の厳しい映像コンテスト。

※東京ビデオフェスティバルの詳細および受賞作品の視聴は下記よりできます。