副学長・理工学部教授 加藤俊一が2010年IBM Shared University Research(SUR) Awardsを受賞いたしました。
IBM Shared University Research(SUR) Awardsは、IBM の大学連携プログラムの中の一つで、ITの重要分野における優れた研究に対して贈られます。また、研究活動支援として、大学にIBM機器(サーバー、ストレージなど)が寄贈されます。
選考は世界中の研究を対象とし、2010年は日本から中央大学と東京工業大学の2校が選ばれました。
【受賞タイトル】
Campus Community Cloud for Collaborative Student-to-Student Learning
【受賞理由】
キャンパス・コミュニティ・クラウドの研究は、学生間の相互支援による学習コミュニティのモデルを、クラウド・コンピューティング、ソーシャル・ネットワーク、モバイル・テクノロジーにより実証するもので、極めてユニークであり、また今後の大学教育のあり方に一石を投じられるものです。このモデルは、授業の課題を先輩から後輩に教えるもので、先輩・後輩のマッチングにはソーシャル・ネットワーキングの研究成果がベースになっています。また、使いやすさを人の感性の側面から研究し、携帯電話からのアクセスも使いやすくサポートしています。
この研究は、アカデミック分野でのクラウド環境の利用を促進して、大学の情報化に大きく貢献されるものです。