中央大学が取り組む「国際水環境理工学人材育成プログラム」が、文部科学省平成22年度「日中韓等の大学間交流を通じた高度専門職業人育成事業」に採択されました。
- 総括責任者:
- 学長 永井 和之
- 取組実施責任者:
- 理工学部教授 山田 正
今回、全国47の国公私立大学が申請し、6大学が採択されましたが、私立大学では本学が唯一の採択となりました。
本プログラムの概要
現在の国際情勢には環境問題、食糧問題およびエネルギー問題が深い影を落としており、それらは全て「水」をキーワードとして繋がっています。水に起因する各種の環境災害・環境被害が頻発し、地球規模での気候変動や水環境の汚染とあいまって、その解決は喫緊の課題となっています。
「中央大学 国際水環境理工学人材育成プログラム」では、外国人留学生を含む大学院生を対象に、我が国の産業界と行政の風土ならびにその利点に習熟し、かつ国ごとの歴史・文化・風土を尊重する国際的視野を持った高度専門職業人としての水環境・水処理技術者を育成するためのユニークな教育カリキュラムを国内外の大学・研究機関・企業と協力して開発・実施します。
これにより、東アジアを含む世界の諸地域の水環境に関して、総合的かつ抜本的な改善策を提案・実施できる国際的な人材を育成し、世界の持続可能な発展がなされるように支援します。
国連アカデミックインパクト
また、中央大学では本プログラムを通じて「国連アカデミックインパクト」に参加します。国連と高等教育機関を結びつけるグローバルな取り組みに積極的に参加することにより、国際化を推進します。
中央大学は、建学の精神である「実地応用の素を養う」を基本に据え、高度専門職業人の育成を目指します。