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スーパーコンピューターによる量子化学の計算で世界初の記録を達成

~3分子の挙動解明のための最適化問題を解決し、科学技術の研究に貢献~

 理工学部准教授 藤澤 克樹(経営システム工学科)を中心とした研究チームは、富士通株式会社が京都大学学術情報メディアセンターに納入した「T2Kオープンスパコン」を用いて、メチルラジカル(CH3)、アンモニア(NH3)、酸素(O2)について、分子の挙動を解明するための最適化問題を精密に計算することに世界で初めて成功しました。

 今回の成果は、目で見ることができない複雑な分子の挙動について計算の道を拓く成果であり、水分子の挙動、タンパク質の性質、光合成、超電導のメカニズムの解明によって、新薬や新素材の開発に貢献できます。さらに今後は、物理・化学の分野のみならず、自然科学や、制御設計や信号・画像処理などの工学、社会科学の分野で、幅広い応用が期待されます。

詳細は5月28日のプレスリリースをご覧ください新規ウインドウ