浅津 このみ 【略歴】
本学学友会体育連盟女子陸上競技部の浅津 このみ さん(文学部)が、2月12日から28日まで開催されますバンクーバー冬季オリンピック(ボブスレー女子2人乗り)の日本代表に選出されました。
女子学生の冬季オリンピックへの出場は、125年に及ぶ中央大学の歴史上初めての快挙です。
浅津さんの専門種目は7種競技で、一昨年の日本学生陸上競技対校選手権大会において優勝し、昨年も同大会で2位に入賞されました。
この高い身体能力が評価され、浅津さんは昨年秋に行われた日本代表候補合宿へ参加し、厳しい選考の末、日本代表に選ばれました。
その後は、日本代表選手として桧野 真奈美さん(北斗病院)と共にワールドカップへ参戦し、この度見事オリンピックの出場権を獲得しました。
壮行会を開催
去る1月30日(土)には、浅津このみさんの壮行会が多摩キャンパスヒルトップ4階フロアで開催されました。
女子陸上部員や陸上部OB・OGを中心に、「箱根駅伝を強くする会」のメンバーなど、中大スポーツファンを含め、総勢約70名が集まりました。理事長の力強い応援メッセージに引き続き、女子陸上競技部OGの浜松ヨシ江会長が「このみちゃんは、本当によく頑張った。期待している」というエールと共に、浅津選手のエピソードを紹介しました。
さらに、女子陸上競技部をずっと支えてきた椎橋隆幸部長(中央大学副学長)の挨拶と、高橋賢作監督の熱い激励が会場を盛り上げ、最後に、女子陸上競技部OGによる手作り応援メッセージビデオが上映されました。ビデオは、浅津選手の先輩や後輩、高校時代の陸上の指導者やお父さんの手紙までが盛り込まれた感動的な内容になっており、オリンピックを目前にした浅津選手の励みになったことは間違いありません。
ボブスレー競技は、そりの費用(約1500万円)、海外への遠征費等、他のスポーツと比べても大きな費用が掛かるため、選手一人一人に掛かる負担も大きく、多くの人たちの協力が頼みの綱ともいえます。今回の壮行会では、大学からの支援金が、永井学長から直接手渡され、浅津さん自身も感激を隠せない様子でありました。
「素晴らしい会を開いて頂き、皆さんには感謝しています。オリンピックでは、一生懸命自分の力を尽くしたい」と、浅津選手のエネルギッシュな挨拶で最後は締めくくられました。
今後の浅津選手の活躍を大いに期待しています。
壮行会の様子(動画)はこちら
壮行会の様子
久野修慈理事長激励のことば
浜松ヨシ江会長激励のことば
椎橋隆幸部長による乾杯
高橋賢作監督応援メッセージ
上映されたビデオ
メッセージビデオを見て爆笑する浅津選手(1)
メッセージビデオを見て爆笑する浅津選手(2)
後輩からの花束贈呈
「頑張ります!」と挨拶
学長と一緒に!
「Cスクエア」に掲げられた横断幕
【経歴】 |
1986年島根県出雲市生まれ |
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2005年3月出雲北陵高等学校卒業 |
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2005年4月中央大学文学部教育学科心理学専攻 |
入学 |
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在学中 |
※小学校4年生より陸上を始め、中学生では三種競技、高校で七種競技を始める。ボブスレーを始めたのは、2009年8月からである。
【主な戦績】(陸上競技七種競技) |
2004年度インターハイ 3位
2007年(第86回)関東学生陸上競技対校選手権大会(関カレ)優勝
2008年(第87回)関東学生陸上競技対校選手権大会(関カレ)優勝
2008年(第92回)日本陸上競技選手権大会 2位
2008年(第77回)日本学生陸上競技対校選手権大会(インカレ)優勝 |
【主な戦績】(ボブスレー女子2人乗り) |
2009年 |
11月 |
ワールドカップ開幕戦 21位
ワールドカップ第2戦 順位なし |
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12月 |
ヨーロピアンカップ第4戦 14位
ヨーロピアンカップ第5戦 11位
全日本ボブスレー・スケルトン選手権大会 優勝 |
2010年 |
1月 |
ワールドカップ第6戦 18位
ワールドカップ第7戦 18位
ワールドカップ第8戦 21位 |
ボブスレー女子2人乗り競技は、2月23日(火)17時【日本時間24(水)10時】からカナダのウィスラー・スライディング・センターで予選が始まります。
みなさま、ご声援よろしくお願いいたします。
『Hakumonちゅうおう 2009年早春号』の紹介記事はこちら