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トップ>HAKUMON Chuo【2018年冬号】>箱根駅伝、2年連続92回目の出場決める

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箱根駅伝、2年連続92回目の出場決める

 田母神一喜(たもがみ かずよし)選手(法3)は、1500メートルを得意とするランナーで、箱根駅伝予選会翌日の10月14日、秋季新潟県記録会で3分40秒66の自己ベストを更新した。日本学生歴代7位の好記録。800メートルの中大記録保持者でもある。

 長距離ランナーが出場する予選会では、好きなカメラを持って応援撮影した。

予選会を8位通過
堀尾選手が個人6位で牽引

個人6位の堀尾選手
撮影・田母神一喜選手

 箱根駅伝予選会は10月13日、東京・立川市で行われ、中央大学は10時間42分55秒で8位通過した。来年1月2~3日の本戦へ2年連続92回目の出場を決めた。
本戦では7年ぶりのシード権獲得を目指す。

個人6位の堀尾選手
撮影・田母神一喜選手

 39校・約450人が参加した予選会。スタート地点となった広大な陸上自衛隊立川駐屯地もランナーで地面が見えないほどだ。

 早朝から来場した観客らは4万人を超えた。大学名が刻まれた無数の「のぼり」が沿道に隙間なく並ぶなか、選手は各校10~12人が走り、上位10人の合計タイムを競った。

 今回から距離が伸びて、前回までの20キロからハーフマラソンと同じ21・0975キロに。レース展開はいっそう厳しくなった。

 レースが始まった。外国人留学生が飛び出して行く。追走する集団のなかに、中大・堀尾謙介選手(経4)がいた。

 必死の表情で食らいつく。2018年箱根駅伝では激戦の2区を任され区間8位。ハーフマラソンの中大記録を持つ。今シーズンは「エース」と呼ばれる存在だ。

 沿道から「中大ファイト!」「頑張れ 中央!」の声援を受けた。結果は個人6位となる1時間1分57秒。同タイムは中大新記録。日本人選手では3位だった。

 レース後、「8位 中央大学」と発表されると、堀尾選手は胸に手を当ててホッとした表情を浮かべた。報告会で藤原正和監督から「中大記録です」と紹介され、笑顔を見せたものの、「本戦へより一層危機感を持ってやっていきます」と表情を引き締めた。

箱根駅伝予選会 中大・上位10選手
順位選手名記録(時間・分・秒)
堀尾 謙介(経4) 1・01・57
28 中山 顕 (法4) 1・03・20
35 池田 勘汰(商2) 1・03・34
53 三浦 拓朗(商1) 1・03・51
95 矢野 郁人(商2) 1・04・31
99 舟津 彰馬(経3) 1・04・33
110三須健乃介(文2) 1・04・43
143神﨑  裕(文4) 1・05・11
169関口 康平(理工4)1・05・30
186二井 康介(文3) 1・05・45

 関口康平主将(理工4)は「エースとして堀尾、中山両選手がいつも以上の力を出してくれた。そのおかげで8位になりました」と同僚に感謝。中山顕選手(法4)はチーム2位。

 主将は自らを「ペースメーカーとして自分の役割を果たせたと思います」と言い、結集した総合力に満足そうだった。出場12選手のなか、自己ベストを出した選手が7人。チームの課題の底上げが実っているようだ。

 藤原監督は年々レベルが上がる箱根駅伝へ、「スピードのアップ。トラック1万メートルのタイムをあげていきたい」と話し、「メンバー入りを虎視眈々と狙う選手がいます」と期待を込めていた。

 関口主将は選手らがつくった輪の中で明言した。「本戦は絶対シードを取るぞ」。チーム、大学、在校生、卒業生すべての願いだろう。

第95回箱根駅伝出場校

◇ 前年シード校

  • 青山学院大
  • 東洋大
  • 早大
  • 日体大
  • 東海大
  • 法大
  • 城西大
  • 拓大
  • 帝京大
  • 中央学院大

◇予選会突破校

駒大
順天大
神奈川大
国学院大
明大
東京国際大
大東大
中大
国士舘大
山梨学院大
上武大

日大(インカレ成績枠)
関東学生連合(オープン参加)

力走する中大ランナー(写真中央、白いユニホーム勢)。左から三須、矢野、関口、神﨑各選手
(写真提供=共同通信社)