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トップ>HAKUMON Chuo【2015年春号】>【ニュース&中大ニュース】JICA「グローバル教育コンクール」FLP崎坂ゼミが2年連続受賞

HAKUMON Chuo一覧

ニュース&中大ニュース

JICA・グローバル教育コンクールに

中央大学FLP崎坂ゼミナールが2年連続受賞!

2013年度にFLP崎坂ゼミのコミュニティ班がグローバル教育コンクールの「写真」部門で佳作を受賞したのに続き、2014年度は災害班が同部門で入選を果たした。
バングラデシュで自然災害に対する意識を研究・調査した災害班が、伝えたかった現状とは――。

右より、審査員として参加した本学文学部の森茂岳雄教授、入選した災害班の角田さん、市川さん、中村さん、同行した中央大学FLP崎坂ゼミナールB砒素汚染研究班の鈴木綾希子さん、大塚教諭

 2015年2月8日、大阪市の「ワン・ワールド・フェスティバル」にて国際協力機構(JICA)が主催する「グローバル教育コンクール2014」の表彰式が行われ、「写真」部門に入選した2014年度中央大学FLP崎坂ゼミナールB災害班の市川加奈さん(文3)、中村実央さん(文3)、角田千紗さん(法3)が出席した。当日は賞状授与、審査員からの論評のほか、理事長賞と所長賞を受賞した作品のポスターセッションも行われた。

 グローバル教育コンクールは、グローバルな視点を持つ人材育成の一助となるべく、開発途上の実情や国際協力に関心を持つキッカケになるような写真、教育活動を表彰。「写真」と「グローバル教育取り組み」の2部門が設けられ、毎年多くの学生や教育従事者、NGO/NPO団体などから作品が集まっている。

 FLP崎坂ゼミからの応募では、昨年度にコミュニティ班が佳作を受賞。本年度は災害班がバングラデシュ・ダッカで自然災害に対する障害者の認識を研究・調査した、フォトストーリー「バングラデシュの障害者と自然災害」が入選を果たした。

 授賞式後、現地で訪れた障害者支援施設について、「想像以上にリハビリ機器がそろっていて驚きました」と振り返る市川さん。しかし、定期的に起こる災害に対して、バングラデシュの国民は受け身であることもわかったという。「“自然災害はアッラーが起こすものだから私たちは何もすることができない”という回答が多く返ってきました」と中村さん。角田さんは「バングラデシュの方々には自助努力が必要です。でも、それは日本人にも同じことが言えます。私たちも防災に関心を持って、自分で準備をしないといけません」と訴える。

 災害を災害と捉えていない現地の人々に接したことで、彼女たちの作品には今後の教育の重要性と共助・公助とともに自助を強めてほしいという思いが込められていた。

中大杉並高・大塚教諭は地球ひろば所長賞受賞

中央大学杉並高等学校の大塚圭教諭は、ブータン、カンボジア、タイなどをテーマにした「国際理解教育における3つの種~大きな花を咲かせるために~」が、「グローバル教育取り組み」部門で独立行政法人国際協力機構地球ひろば所長賞を受賞。2013年度には「写真」部門で佳作を受賞している。