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トップ>HAKUMON Chuo【2014年冬号】>【Attack】年々増える合格者

Hakumonちゅうおう一覧

【Attack】

年々増える合格者

国家公務員採用総合職試験

合格者と祝福する関係者

2014年度の国家公務員採用総合職試験合格者が11月15日夜、東京・中大後楽園キャンパスでの祝賀・激励会に出席した。
合格者は48人。出身大学別では11位だった。

 高層ビルの3号館10階の一室。合格者は左胸に赤い花を付けて入場。この日は18人が参加した。

 最近3年間の合格者は、2012年度23人、13年度35人、14年度48人と着実に増えている。理工系でも12年度のゼロから13年度9人、14年度10人と躍進中である。

 酒井正三郎総長・学長は「国家公務員総合職は、国家試験の中でも最難関の一つとして有名です。合格者が増えているのは、合格者の努力はもちろん、日夜指導にあたってこられた先生、キャリアセンター職員の方々のお力添え、大勢のOB・OGの皆さんのご協力を得て、このような成果が見られた」と感謝の言葉を述べ、合格者に「今後進路は別であっても中大卒業生として社会の第一線で大活躍されるよう願っています」とエールを送った。

 卒業生で会計検査院事務総局第2局局長の山本泉氏は祝辞で「総合職というのはたえず勉強です。ポストが上がるほどに厳しい評価を受ける。勉強していない人間はどこかでつまずく」と切り出し、「役所の仕事は分かりづらい。ボートのエイト、あのコックス(舵手)に似ている。エイトのメンバーではないが、一人だけ船の進むべき方向が分かる。時代の流れを見ることが大切」と話した。

祝辞を述べる山本氏

 出席した合格者は一人ひとりが短く決意を表明した。

 「国家公務員を目指したのは大学1年のとき。少子化高齢化など今後大きな問題に取り組みたい」「多くの先輩方に参加していただけるきょうのこの会はつながりを大事にする中大ならではのもの。役所では災害被害者をなくしたい」「国家公務員は中学時代からの夢だった。一生懸命に働きます」「先輩の輝いている姿を見て国家公務員を目指しました」「以前、車にひかれました。医療のことを勉強し、そこで働きたくて公務員を目指しました」

 合格するまで勉強の日々だったと思われる。祝賀会ではお世話になった先生、関係者ととびきりの笑顔で乾杯するシーンが会場各所で見られた。