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トップ>HAKUMON Chuo【2014年春号】>【入学おめでとう】自分が望む「自分」となるために

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入学おめでとう

自分が望む「自分」となるために

谷口 洋志(たにぐち・ようじ)/経済学部長

谷口 洋志

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 皆さんは小さい頃からいろいろな夢や希望を持ってこられたことでしょう。大学生活も夢や希望の一部かもしれません。もちろん、たかが学生生活4年間と思っておられる方もいることでしょう。

 はっきりしていることは、目指すもの(目的や目標)がなく、目前の事柄を乗り切ることだけをしていては、何年経ってもほとんど何も変わらない自分、あるいは夢や希望がどんどん遠ざかっていく現実を思い知るだけだということです。夢や希望に少しでも近づくには、そして自分を変えるには、自分を変えようという意志とそのための行動・計画が欠かせません。

 私は小さい頃、人前で話しをするのが苦手ですぐに赤面していました。文章を書くのも苦手で、長い文章を書いたこともありませんでした。ところが今では、毎日何度も人前で話をする機会があり、毎日長文の文章を書く生活が続いています。メールを含めると、毎日少なくとも1万字以上の文章を書いています。

 自分が変わったのは、大学時代でした。大学時代を境に私は、180度といってよいほど変わったのです。そのきっかけは、多くの人との出会いでした。大学時代の友人・知人達との出会いがなければ、自分は変わることができなかったかもしれません。

 皆さんは、ご自身の大学時代をどのようなものにしたいでしょうか。目的は違っても皆さんそれぞれにとって有意義な4年間になることを願っています。