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トップ>HAKUMON Chuo【2014年秋号】>【Close up】「えっ あの高校生 私のひとことで」学生記者 伊坂理花(法学部4年)

HAKUMON Chuo一覧

Close up

「えっ あの高校生 私のひとことで」
学内ツアーコンダクター奮闘記

ツアコン募集中!興味のある学生は入学センターへ

学生記者 伊坂理花(法学部4年)

8号館から各学部棟へ向かう階段で。“旗”をもち声を張って案内します

 みなさんはキャンパスツアーコンダクターの存在をご存知だろうか。通称「ツアコン」である。中央大学の腕章と旗を手に、高校生に対して広大な多摩キャンパスを案内するのがその役割だ。1人のツアコンに対する高校生の数は15人ほど。1時間弱で中央大学の魅力を伝えることが求められる。1時間弱というと本当にあっという間ではあるが、されど1時間。そこにはさまざまなドラマがある。1年ほど前になるだろうか。学校全体で中央大学に足を運んでくれた、とある商業高校のツアーであった。多摩都市モノレールの「中央大学・明星大学」駅前から始まり、中央図書館や学生食堂、学生研究棟「炎の塔」など構内を、何気ない会話も交えながら案内した。

責任の重さ

ツアコンの同期(4年生)と共に。 それぞれ個性ある案内で高校生を魅了します

 高校生にとって、大学はやはり目新しい場所である。図書館や学食では「でかすぎだろ」と驚きの声をあげ、炎の塔を見れば「勉強無理だ」と笑いを漏らす。微笑ましい光景である。そんな和気あいあいとしたツアーの最後。1人の男子生徒に言われたことが、私は今でも忘れられない。

 「俺、商業高校卒業したら働こうと思っていたけど、大学も考えてみようかな」

 たった1時間の自分との出会いが、彼にとって進路を改めて考え直すキッカケになったとは。

 ツアコンが単に「パンフレットをなぞった中央大学の魅力」を伝えるに留まらないことを実感した。

新たな発見

 一方、ツアコンでわれわれが高校生から得ることも多々ある。例えば、「恵まれた環境への気付き」だろうか。

 中央大学には日本でも有数の蔵書数を誇る図書館がある。自習スペースも十分にあり、ジムや体育館・運動場も設けられている。 当たり前なようで、実は当たり前ではないことに高校生の驚きを前にすると気付かされる。

 中国からの学生たちを対象としたツアーでは、正門からの並木道を本当に緑が綺麗ですねと皆が褒めていた。改めて見ると確かに立派なものである。

 中央大学が実に多種多様な個性溢れる学生の集合体であることにも思いが及ぶ。ツアーに参加する高校生は日本全国津々浦々・海外諸国からも中央大学に来てくれる。そして、その中には将来の中大生も大勢いることだろう。ツアコンをしていると、物理的な大学の魅力だけでなく、中大生の魅力をも再発見できる気がするのである。

4年生として振り返り

 大学2年生の時に友達の紹介で始めたツアコンも、とうとう今年度がラストである。共学はもちろんのこと、女子校や男子校、高専、そして海外からの学生…。今まで実にいろいろな学校の高校生と時間を共有してきた。

 「たかが1時間、されど1時間」

 そう自戒し、残りの数少ないツアコンの仕事を1回1回、全力で全うしたい。