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トップ>Hakumonちゅうおう【2011年早春号】>【群像 それぞれの春】2度の留学で成長、自信つける サークル、バイトにも精を出す

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群像 それぞれの春

2度の留学で成長、自信つける サークル、バイトにも精を出す

斎藤 亮太さん/経済学部(山形県立山形南高校出身)

斎藤 亮太

 「何でも真面目に頑張ってきました。留学だけではなく、アルバイトもサークルも頑張りました」という斎藤さんが、大学生活の4年間を振り返るにあたって、外すことが出来ないキーワードが4つある。それは「留学」「友人」「アルバイト」「サークル」だ。

 斎藤さんは、2年生の夏にイギリスヘ1ヶ月間の短期留学、そして3年生の秋に、10ヶ月間アメリカへ認定留学した。留学と聞くと、行ってからが大変なイメージがあるが、「行くまでに苦労しました」と斎藤さんはいう。

 というのも留学する資格を得るには、TOEFLで必要な点数をとらなければならない。「最初は全く点数が取れなかった」という斎藤さん。しかし、昔から負けず嫌いでもあり、「自分にプレッシャーをかけて、留学したいという気持ちと気合」で乗り越えた。

 留学中は、ビジネスの勉強に力を入れ、授業後は図書館にこもって夜の11時まで勉強するなど、普通の学生の「2倍、3倍勉強した」。英語も上達して、友人と打ち解けられるようになったが、勉強に専念しなければならず、「友達との付き合いと勉強との両立が大変でした」と振り返る。

 ただ、斎藤さんは、「留学だけが自分を成長させたわけではない」と話す。サークルやアルバイトにも力を入れ、そこで交友関係も広げてきた。

 小学生から続けていたハンドボールを続けるため、大学1年生からハンドボール同好会に所属。週2回の練習をこなし、春と秋には大会に出場。また2年生からは、ESSにも所属し、留学に向けて英語力を磨いた。アルバイトで忙しい中でも、いかに充実した大学生活を送るかを常に考えてきたという。

 「中大は勉強が出来る環境が整っていたし、多くの友達も出来た。キャリアセンターなどのサポートも充実していた」と、充実した大学生活を振り返りながら斎藤さんは、後輩たちに対し、「何かやりたいことがあったら結果に関わらず、時間やお金を使ってでも挑戦した方がいい」とアドバイス。さらに「友達を多く作った方がいい。友達の力があるから今がある」と強調した。

 この春からは、国際物流の仕事に就く。そこでは、「専門で勉強してきたことと、英語を使って仕事に活かす」考えだ。斎藤さんは、大学生活で得た自信を胸に抱きながら、社会人生活の一歩を踏み出す。

(上田)