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トップ>Hakumonちゅうおう【2010年夏季号】>【ニュースPlus】中高大一貫教育の環境整備へ 中央大学附属中学校の開校式

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ニュースPlus

中高大一貫教育の環境整備へ

中央大学附属中学校の開校式

開校式で挨拶する久野修慈理事長

 今春、中央大学初の中高一貫校として附属高等学校に併設された中央大学附属中学校の開校式が6月12日、東京都小金井市の附属高校講堂で、来賓の方々はじめ大学関係者、ならびに附属中の1年生全員、計約300人が出席して開かれた。

 冒頭、挨拶に立った附属中・高校の三枝幸雄校長は、まず、附属中学の開校に至るまで支援を受けた関係者らに謝意を表明。そのうえで、附属中学では、附属高校の教育の伝統を継承し、発展させるために、「自分で課題を設定し、リサーチし、考察したのちに自分の考えを表現していく能力、アカデミック・リテラシーの基礎を着実に身につけていって欲しい」と強調した。

 また三枝校長は、「大学との連携を強化し、中高大一貫教育の環境を整えていくことを責務と心得ている」と述べ、全力を挙げて中央大学の基幹学生の育成に取り組んでいく考えを示した。

 続いて久野修慈理事長が、附属中一期生の1年生に向けて、「勉強を積み重ね、人間としての力をつけていくことが大事だ」と指摘。永井和之総長・学長も「自分はこういう人間になってみたいと、それをしっかり追い求めていくたくましい人間になって欲しい」と激励した。

 このあと来賓として出席された小笠原広樹・東京都生活文化スポーツ局私学部長、稲葉孝彦・小金井市長、實吉幹夫・東京私立中学高等学校協会副会長が、それぞれ挨拶。このなかで3氏は、「多くの都民が待ち望んだ中学です」(小笠原私学部長)、「将来の日本を背負って立つ子供達をつくっていっていただきたい」(稲葉市長)、「自分で誇れる生き方をするのが人生の目標です」(實吉副会長)などと祝辞を述べた。

 最後に、1年生全員で校歌を斉唱し、開校式を終えた。

 引き続き、会場を附属中学校体育館に移し、祝賀会が開かれた。

 乾杯の際に、秋山俊行・中央大学学員会東京都庁支部長(申請・認可時の東京都生活文化スポーツ局長、 現東京都知事本局長)が「論理性は中央大学で、石原都知事との交渉胆力は中央大学附属高校で学んだ」と挨拶された。

 附属中学(男女共学)の今春の入学試験には、募集定員150人に対し、969人が受験。その結果、168人が入学し、4月から一期生として学んでいる。

編集室