市ヶ谷田町キャンパス
新たな都心展開施設である「市ヶ谷田町キャンパス」(通称名:中央大学ミドルブリッジ)の開校式が5月15日、久野修慈理事長や永井和之総長・学長をはじめとした関係者が出席して行われた。
市ヶ谷田町キャンパスは、建築面積1132・08平方メートル、延床面積7818・47平方メートルで、鉄骨・鉄筋コンクリート造りの地下1階付き15階建て。今年4月から、後楽園キャンパス、市ヶ谷キャンパスに次ぐ都心における第三の研究・教育拠点として開校している。
1階には、総合インフォメーション(広報室・入学センター・キャリアセンター)が設置されており、中央大学のあらゆる情報を入手することができ、卒業生のコミュニティーセンターや本学の附属中学・高校、大学への進学相談窓口としての機能も果たしている。
また、本キャンパスには、主に国際会計研究科をはじめ、法科大学院、法務研修施設、公共政策研究科などの教育研究機関を収容。国際交流を視野にいれたコミュニケーションセンターといった中央大学の都心の拠点としての機能を果たすことが期待されている。
総合インフォメーション(1階)
開校式で挨拶に立った久野理事長は、「多摩(キャンパス)は何としても死守していかなければならない」としたうえで、都心に位置する市ヶ谷田町キャンパスについて「準フランチャイズとして機能できるよう、努力していきたい」と強調した。
また永井総長・学長は、挨拶で『ミドルブリッジ』という通称名について、「本学の創設者達のうちの4名がイギリスのミドルテンプル出身ということで、創設図書室(2階)者達の精神をもう一度思い出す。そういった思いを込めさせて頂きました」と説明。
また、「総合大学として校舎は離れていても心は離れない、本学の校風である『家族的情味』を持って、中央大学を発展させる。その意味でのブリッジとして、ラウンジ(3階)教室(1階)会議室(15階)(通称名を)決定した次第であります」と述べた。
開校式のあと内覧会が行われ、出席者は公開された大会議室や図書室などを見て回った。
教室(1階)
図書室(2階)
会議室(15階)
ラウンジ(3階)
学生記者 上田雄太(大学院文学研究科修士1年)