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トップ>Hakumonちゅうおう【2010年夏季号】>【ニュースPlus】「総合優勝を目指す」に熱い声援 箱根駅伝の選手激励・懇親会開く

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ニュースPlus

「総合優勝を目指す」に熱い声援

箱根駅伝の選手激励・懇親会開く

「総合優勝目指す」と挨拶する浦田監督

 中央大学箱根駅伝を強くする会主催の「平成22年度選手激励・懇親会」が4月16日、上野精養軒で開かれた。強くする会会員はじめ大学関係者らが多数出席し、来年正月の箱根駅伝の総合優勝を目指す選手達に熱い声援を送った。

 冒頭、開会の挨拶に立った「強くする会」の上岡君義会長は、勢揃いした選手達に向かって、「今後の精進を期待する」と激励したうえで、「大学生活も練習も精一杯取り組まなくてはいけない」と強調。会場に集まった多くの駅伝ファンに対しては、「選手に一声かけて激励してほしい」と呼びかけた。

 続いて久野修慈理事長が、「浦田(駅伝)監督は科学的トレーニングができる本当の監督。選手は監督を信頼して、(期待に)応えていってほしい」と選手を叱咤し、「駅伝は中大のメイン。積極的に支援していかなくてはいけないと思っている」と述べた。

 次いで、出張のため出席できなかった永井和之総長・学長の祝電が読み上げられたあと林茂樹常任理事(スポーツ振興担当)が挨拶し、選手らに「感謝の気持ちを忘れないで走ることが大切です」と指摘。また、井上彰陸上競技部部長(法学部教授)は「新入生は、素晴らしい環境の東豊田寮とOBの激励を力にして頑張ってほしい」と激励した。

 これらの励ましの言葉を受けて挨拶に立った浦田春生陸上競技部駅伝監督は、「今年の箱根は3位以内を目指しましたが4位という結果でした。しかし、高橋主将を中心にまとまりのあるチームでした」と正月の箱根駅伝を振り返り、「来年の箱根では総合優勝を目指します。しかし、甘い気持ちでは達成できない。4年生が引っ張り、一日一日チーム力を高めていきたい。新入生は先輩の背中を見て、戦力となってもらいたい」と述べ、優勝に向けてチーム総合力の向上を目指す決意を示した。

 これに対し、会場からは「頼むぞ」「頑張れ」などの声援とともに大きな拍手が起こった。

 選手を代表して挨拶した大石港与主将は、3月に完成した陸上競技部の東豊田寮について「整った環境で練習できています」と感謝の意を述べるとともに、「今年の箱根は喜びと悔しさがあってなんとも言えない気持ちだった。部員で話し合い、来年は総合優勝すると決めました。箱根に向けて、すべての駅伝で満足のいく結果を出していきたい」と力強く抱負を語った。

 このあと、井上洋平主務が4年生から順番に選手を紹介。会場からは選手一人一人に温かい拍手が送られた。

 乾杯の発声で懇親会へ移ると、あちこちで選手を囲んで賑やかに歓談が始まり、交流の輪が広がった。最後に応援団リーダー部、チアリーディング部、ブラスコアー部が披露する校歌、応援歌を出席者全員で歌って、会を締めくくった。

 会終了後、学生記者は新入部員8人(この日出席した7人と、後日一人を取材)にミニインタビューし、(1)目標(2)意欲・課題(3)自己PRの3点について聞いた。カッコ内は出身高校。

相場祐人選手(国学院久我山)
(1)ケガをしないで、体調管理に気をつけて、先輩たちに負けないように日々努力していきたい(2)今はまだ練習量が少ないので、練習量を徐々に増やしていけるようにする(3)トラック、ロードが得意。

上田拓選手(西京)
(1)まずは大学生活に慣れること。先輩たちに追いつけ追いこせ(2)長距離があまり得意でないので、長距離に対応できるように頑張りたい(3)スピードを出すことが得意なので、ラストスパートでは誰にも負けない。

上村顕斗選手(九州学院)
(1)強い選手、エースとして活躍する。強い学年になり、先輩に勝つこと(2)自ら高い意識を持って練習に励み、学年で1位になりたい。トラックレース、ロードレースをがんばりたい(3)きついときに、粘った走りができる。

代田修平選手(佐久長聖)
(1)4年間のなかで区間賞をとること。駅伝に出て、チームに貢献したい(2)高校時代の仲間に負けたくない(3)感謝の気持ちを持った走りができる。きちんと結果を残せる。

須河宏紀選手(富山商業)
(1)4年間の間で、しっかりと納得のできる結果を残すこと。一日一日を大切にし、競技に励みたい(2)先輩に追いつき、そして追い越したい。駅伝の選手に選ばれたい(3)落ち着きのある走り、行動ができ、臨機応変な対応をとることができる。

西嶋悠選手(白石)
(1)焦らずに、じっくり自分を伸ばしていきたい(2)もっとラストスパートが強くなるようにします(3)頭を使った走りをするクレーバーさが持ち味です。

矢崎遼選手(富士東)
(1)夏に箱根駅伝のメンバー16人に入ることと、自己記録の更新(2)インターバル走を重視して、スピードと持久力をつけたい(3)長距離が得意。安定した走りを見てほしい。

保岡宏紀選手(西条農業)
(1)自己記録の更新。矢崎さんに負けないこと(2)ケガをなおすこと。夏に走り込んで、スタミナをつける(3)スピードのある走り。

学生記者取材班 堀滝登(文学部3年)/野崎みゆき(法学部3年)/加藤静香(文学部1年)/熊谷百夏(法学部1年)/中野由優季(法学部1年)