鉄筋コンクリート5階建ての東豊田寮
陸上競技部の学生が入居する「東豊田寮」(中央大学学友会体育連盟東豊田寮、日野市東豊田1―7―11)の新築工事が完成し、3月19日、関係者が出席して竣工式が行われた。完成した「東豊田寮」は、建築面積601・95平方メートル、延床面積2045・89平方メートルで、鉄筋コンクリート造りの5階建て。2人一部屋の寮室という住施設に、すぐ近くにはロード練習にもってこいの浅川の土手があり、「文武両道」に恵まれた抜群の環境に、陸上競技部のさらなる活躍が期待されている。
お神酒を拝載して竣工を祝う
竣工式には、久野修慈理事長、永井和之総長・学長はじめ、大学と建設会社の関係者約50人が出席。神主による修祓にはじまって、祝詞奏上などの神事では、久野理事長、永井総長・学長、高木丈太郎学員体育会会長らが玉串を奉奠、最後に出席者全員で神酒を拝載して工事の完成を祝った。
この後に開かれた直会の冒頭、挨拶に立った久野理事長は、「きょうは晴天で、天気が祝福してくれている。新たな気持ちでスタートを切ることができた」と述べ、今後の陸上競技部の活躍を祈念した。
テープカットする久野理事長(中央)と永井総長・学長(右)、
高木・学員体育会会長(左)
また、永井総長・学長は、「すばらしい建物ができた。伝統ある中大陸上部のメッカとして、地元の方々に愛され、世界に飛躍する陸上部であって欲しい」と選手らを激励した。出席者は、和やかに歓談したあと、真新しい寮内を見て回り、あらためて充実した施設と環境の良さに触れていた。
5階建ての「東豊田寮」の1階は、80人が入れる食堂・ミーティングルームと、各種マシンを備えたトレーニングルーム、マネージャールーム、浴室などがある。2~5階の寮室には、長距離部員が2、3階に、短距離部員が3階の一部と4階に入居。このほか2階には監督室、コーチ室があり、中大を目指す高校生ら見学者などが宿泊できる畳敷きのゲストルームもある。4階には学習室があり、勉強する環境も完備されている。
陸上競技部の小栗監督(左から2番目)と浦田・駅伝監督(左端)と部員
陸上競技部員は、3月30日に「南平寮」を引き払って、「東豊田寮」に引っ越し、入居した。陸上競技部駅伝の浦田春生監督は、「環境はベストです。あとは学生にしっかりと勉強とトレーニングに励んでもらいます。近隣の方々の期待にも応えられるようにしていきたい」と話し、今後の躍進を期していた。
編集室
「文武両道」の充実した施設
二人一部屋の室内
学習室
10人は泊まれるという畳敷きのゲストルーム