校旗(学園旗)が中央大学(右側)に手渡された
学校法人中央大学と学校法人横浜山手女子学園が10月1日、法人合併し、同日、横浜市の横浜山手中学・高等学校体育館で合併式が行われた。合併に伴い、中央大学横浜山手中学校・高等学校(今年4月に名称変更済み)は、中央大学の附属学校として再スタートを切った。
合併式には、中央大学から久野修慈理事長、永井和之総長・学長はじめ理事、職員幹部らが出席。横浜山手女子学園からは、渡邊順生学園長ら創立者一族、それに中学、高校の全生徒、父兄、卒業生らが出席した。
君が代斉唱のあと、式辞に立った久野理事長は、横浜山手女子学園の102年の歴史に触れ、「中央大学はその伝統を守っていかなければならない。神奈川県一の中学、高校を目指し、それを達成する覚悟です」と挨拶した。
続いて永井総長・学長が、『実地應用の素を養う』という中央大学の建学の精神は社会的課題にこたえる人材を育てることにある、と紹介したうえで、「中大の建学の精神をミックスして、自分たちの心の中に素晴らしいものをつくり出していっていただきたい」などと述べて、合併による同中学・高等学校の発展を祈念した。
このあと創立者一族を代表して渡邊学園長が、「希望に満ちた新しい歩みをはじめることになったことは、大変喜ばしい」と祝辞。中川緑羽杖会(同窓会)会長、前冨里弘美奨学会(同窓会)会長の来賓挨拶に続き、生徒会会長の李楚蕾さんが、「歴史が永遠に続くように努力し、中大の発展にさらに努力をしていくことを誓います」と生徒を代表して誓いの言葉を述べた。
久野理事長から、創立者一族に感謝状が贈呈され、校旗(学園旗)が学園から中央大学に引き継がれ、最後に学園の校歌、中央大学校歌を斉唱して、合併式を閉じた。
合併式終了後、横浜市内のホテルに場所を移して、合併記念祝賀会が盛大に開かれた。
(編集室)