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トップ>Hakumonちゅうおう【2009年秋季特別号】>【ニュースPlus】第6回体験型環境教育プロジェクト開く 「食育と地産地消」テーマに16大学参加

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ニュースPlus

第6回体験型環境教育プロジェクト開く
「食育と地産地消」テーマに16大学参加

 多摩地域の小学生に多摩の良さを学んでもらいたい―と8月6、7の両日、第6回体験型環境教育プロジェクト(主催:社団法人ネットワーク多摩)が開かれた。

 このプロジェクトには、ネットワーク多摩に加盟する中央大学はじめ実践女子短期大学、日本獣医生命科学大学、明星大学などが参加。開催までの準備段階では、中央大学を活動の拠点に16大学の学生91名が参加して作業を進め、当日は約100名の小学生が参加した。

栄養レンジャー

栄養レンジャー

 当日は「食育と地産地消」をテーマにし、多摩地域でとれた野菜の調理や青梅畜産センターで乳しぼりの体験を行った。

 小学生に栄養の大切さを伝えるプログラムでは、実践女子短大で食育を教える白尾教授のアドバイスで、五大栄養素に扮した大学生の栄養レンジャーがそれぞれの栄養の効果を寸劇を交えて伝えた。

 実践女子短大1年の新海梓さんは、「楽しみながら、小学生にきちんと栄養を理解してもらえたので、とても嬉しく感じた」と感想を話してくれた。

 また、小学生に農業の大切さを知ってもらうために、乳しぼりのプログラムを考えたのは、日本獣医生命科学大学の学生だ。実地研修や机上で学んだ知識を小学生に伝えた。

 このように栄養の知識だけでなく農業や多摩地域についてなど、このプロジェクトは参加する子供にとって総合的な学習の場となっている。その総合的な学びの場を実現するために中心となって活動したのが、中央大学総合政策学部の細野助博ゼミの学生だ。

 プロジェクト代表の3年、阿部敏さんは、「大学や学部を越えた様々な人が知識を出しあい、協力していくことでこんなにも大きなことができるんだと、学生の可能性を感じた。この経験や喜びを多くの学生に知ってもらいたい」と、さらに多くの学生の参加を呼びかけている。

 今回の第1部に続き、第2部は11月7日に高尾のわくわくビレッジで開かれる。

学生記者 山岸怜奈(総合政策学部3年)