トップ>イベント>学術シンポジウム「ルソーと兆民をめぐる比較思想史」開催のお知らせ[文学研究科]
18世紀の思想家ジャン=ジャック・ルソー(1712~78)は1712年にジュネーヴで生まれました。来年2012年は生誕300年に当たり、日本でも中央大学と日仏会館の共催で国際シンポジウムの計画が進行中です。周年記念のプレイヴェントとして本学大学院文学研究科と人文科学研究所の共催で、「ルソーと兆民をめぐる比較思想史」と題したシンポジウムを行うこととなりました。ヨーロッパ近代を拓いたこの思想家が日本に初めて紹介されたのは、明治10年代の自由民権運動の頃ですが、就中、中江兆民(1847~1901)の果たした役割は特筆に値します。兆民は明治15年、ルソーの政治哲学の主著『社会契約論』を漢訳した『民約訳解』を著し、民権運動に大きな影響を与えました。本シンポでは日本政治思想史の2名の専門家をお招きし、兆民のルソー受容、日本の近代化に果たしたルソーと兆民の役割などを検討します。
*入場無料
問い合わせ 大学院文学研究科(TEL042-674-2620)