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京都から「むすんで、うみだす」人材を

読売新聞大阪本社版朝刊 2022.11.24

1965年、京都上賀茂・神山の地に創設された京都産業大学。 教育・研究の様々な活動を「むすび」、新たな価値を「うみだす」拠点として、多くの人材を輩出してきました。 同大学学長の黒坂光氏と卒業生であり聖護院八ッ橋総本店代表取締役社長の鈴鹿且久氏に 「次の社会で必要とされる人材の育成」についてうかがいました。

京都産業大学 学長
黒坂 光 氏
(くろさか・あきら)2020年10月、学長就任。京都大学薬学部、同大学大学院博士後期課程を修了。薬学博士。専門は生化学。京都産業大学では、生命科学部先端生命科学科の教授として現在も学生らの指導に当たっている。

聖護院八ッ橋総本店 代表取締役社長
鈴鹿 且久 氏
(すずか・かつひさ)1972年に京都産業大学経営学部を卒業後、株式会社聖護院八ッ橋総本店に入社。1980年より現職。元禄二年の創業時から受け継いできた「聖護院八ッ橋」、餡を生八ッ橋で包んだ「聖」など、京都を代表する銘菓を抱える。

進化し続ける 「ONE CAMPUS」

黒坂
鈴鹿社長が入学されたのは開学当初と聞きました。
鈴鹿
創設者である荒木俊馬(としま)先生の「これからの日本を背負って立つ人材を京都産業大学で育てる」という思いに父が感銘を受けたことが、入学のきっかけです。父の希望でこの大学で学びましたが、本当に素晴らしい学生時代を送ることができました。
黒坂
荒木俊馬は、大学の使命とは「将来の社会を担って立つ人材の育成である」と考え、その教育目標を「高い人格を持ち、社会的義務を立派に果たす人材を育てること、そして国内外の人々から尊敬される全人類の平和と幸福に寄与する人間を育成すること」としました。

現在は大規模なキャンパス整備を行い、開学当時の建物とは趣を変えましたが、新しくなった本館のエントランスには、建学の思いを感じられるスペースを設けています。鈴鹿社長を始め、開学当初に学ばれた卒業生の方々に、大学は当時の思いを忘れていないことを感じていただけるのではないかと思います。
文理10学部が一拠点に集うキャンパス
鈴鹿
学部も増えましたね。私の在学中は経済・経営・法・外国語・理学部だけだったと記憶しています。
黒坂
2022年には10学部を擁し、約1万5000人が集う一拠点総合大学となりました。これだけの学生、学部が一つの場所に集まることは全国でも珍しいことで、私たちは「ONE CAMPUS(ワンキャンパス)」をキャッチフレーズに掲げています。

文系と理系が融合し、専門領域の垣根を超えた学部間の連携は本学の学びの特色です。多様性の坩堝(るつぼ)の中で個性が混じり合い、互いを認め合いながら、知恵をむすび、新しい価値をうみだしていくことを大学の理想としています。

老舗の経営理念 大学の学びから

黒坂
「聖護院八ッ橋総本店」は京都を代表する老舗企業ですが、長く続けていくためにどのようなことを大切にしていらっしゃいますか?
鈴鹿
まず、経営者である自分が「長く続ける」という思いを持っていること。これは、在学中に学んだ柳原範夫先生の「中小企業論」によるところです。当時、世の中は多角経営やグローバル化を目指す拡大経済・経営の考えが主流でした。しかし、私は、会社を大きくして売り上げを拡大することに疑念を抱いていました。
弊社然り、京都の経営は「いかに長く続けるか」ということが大切。柳原先生に安定的に企業経営を行うことの重要性を教えていただいたことが、弊社の経営理念に大きな影響を与えています。
黒坂
学生時代の学びが、300年以上続く聖護院八ッ橋さんの経営に生かされていることを大変うれしく思います。

今、鈴鹿社長の企業経営に対する思いを聞き、物事に果敢に取り組み最後までやり遂げる姿勢は、まさに本学で学生が培ってきた「神山スピリット」そのものだと感じました。失敗を恐れず新しいことにチャレンジする精神が、開学当時から脈々と受け継がれてきたことを改めて実感しています。

これまでに約16万人の卒業生がいますが、企業の方からは、「京都産業大学の在学生や卒業生は、明朗公正で、やり始めたことは最後までやり遂げる力がある」と良い評価をいただいています。在学生・卒業生が京都産業大学の精神を持って社会で活躍していることの表れだと思います。

変革の社会へ挑む 時代をリードする教育

黒坂
「神山スピリット」のようなメンタリティを持つことに加え、現代の社会では、問題を見つけて、それを理解し、課題を解決できる力を持った人材が必要とされています。そうした中、京都産業大学では地域や企業、自治体と連携し、課題解決を探る授業を実施しています。聖護院八ッ橋さんとも「八ッ橋を使った新しいスイーツメニュー」をテーマに、学生が商品を開発する取り組みを行いました。座学だけでなく、大学の外へ出て経験し、また大学に戻って学ぶ。そんな教育に力を入れていきます。
鈴鹿
課題を解決する力の必要性は、実社会においても今まで以上に求められていると感じます。アメリカの大学では、学生が社会に出て学んだり、経営者が大学で教鞭を執ったりしています。PBL(課題解決型教育)の話を頂いた時、京都産業大学でも社会との結びつきにおいて、非常に先進的なことをやっている、と再認識しました。社会で積んだ経験は即戦力になりますから、どんどん学生を外へ出してあげてほしいです。
黒坂
産業構造が多様化し、ドラスティックに変わる社会では、必要とされる力も常に変化し続けています。現在、全学生を対象に進めている「数理・データサイエンス・AI教育」の展開は多くの企業がSociety5.0時代の人材に求める基礎的なデジタルの知識を身に付けさせるものです。

また、次年度からは文理融合型「アントレプレナー育成教育」がスタートします。起業に必要な基礎知識の学修や企業とのマッチングなど、起業までのプロセスを教育として行います。このように時代に即した能力や素養を身に付けるプログラムを用意し、社会に送り出したいと考えています。
鈴鹿
実は私の在学時代、大型電子計算機をいち早く取り入れたのが京都産業大学でした。先の時代を見た果敢なチャレンジでした。学長がお話しになられた方針もこれからを見据えたものなのですね。
黒坂
鈴鹿社長が「長く続ける」ことをおっしゃっていましたが、本学も開学から50年がたち、次の100年に向けて進化していかなければいけません。受験生のみならず、広く社会から選ばれ続ける大学であるために、今、必要なものをキャッチし、それに恐れることなく大学自身がチャレンジしていくー。我々はそういう姿勢を持って、これからも学生を京都から育成していきたいと思っています。
本館エントランスにて

一拠点総合大学ならではの教育  文理融合の起業家育成プログラムがスタート

築約100年の京町家を活用した「町家 学びテラス・西陣」

イノベーションを創出・社会実装できる人材の育成を目的に、学部の垣根を超え、それぞれの専門分野をミックスさせる文理融合型アントレプレナー育成教育が、令和5年度よりスタートします。

この育成プログラムでは、起業の基礎的な知識だけでなく、プレゼンテーションやデザイン、プログラミングなどの実践的スキルの修得を目指します。 地域・社会との連携や企業とのマッチングに関しては、学外施設の「町家 学びテラス・西陣」を活用します。歴史と文化が息づく都市である京都の立地を生かし、地域との共生・連携の中で新しいものを“うみだす”ことを目的としています。学生と地域住民の交流に加え、起業相談や、起業後の伴走支援等にも対応。大学と社会を“むすび”ながら、新しいビジネスやサービスを“うみだす”取り組みがスタートします。

PBL(課題解決型)の学びで企業課題に挑戦 八ッ橋を使った新スイーツを学生が開発

(上)生八ッ橋「聖」と「聖護院八ッ橋」を使用 
(下)カフェで販売する山野さん

京都産業大学が進めるPBL型学習の実践として、経営学部に所属する4人の学生が、聖護院八ッ橋を使用した新スイーツ「八ッ橋いちごトースト」を開発。今年1〜2月に京都市内のカフェで販売を行いました。

活動に参加した4年次の山野駿太(やまのしゅんた)さんは、「京都銘菓を若者にも親しんでもらおうと企画立案しました。聖護院八ッ橋総本店と取り組む中で、商品の味や製法を守りながらも、将来的な視点を忘れない経営姿勢に触れ、深く感銘を受けました。また、売り手側として消費者視点で考えることの重要性を体感できたことも大きな学びでした。将来は、新しいトレンドを生み出す人となれるよう、今回の経験を社会に出ても生かしていきたいと思います」と語りました。