大阪・関西万博開催500日前特集 未来のぞく 夢ふくらむ

読売新聞全国版朝刊 2023.11.30

 2025年大阪・関西万博の開幕まで、11月30日であと500日となった。参加を表明している国・地域は約160に上り、前売り入場券の販売も始まる。会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)では、民間企業や団体が手がけるパビリオンの準備が着々と進む。個性あふれる展示内容を紹介する。

巨大楕円 覆う西陣織

飯田グループホールディングス提供

飯田グループ×大阪公立大学共同出展館
 パビリオンには、メビウスの輪をモチーフにした長径24メートル、短径15メートルの楕円(だえん)形のドームの全面に、最新技術で加工した約5000平方メートルの西陣織の生地をまとわせる。未来と伝統の融合やサステナビリティー(持続可能性)を表現した。
 テーマは「TADAIMA(ただいま)」で、館内では未来の住宅の姿を展示。二酸化炭素を排出せずにエネルギーを賄う人工光合成の技術を紹介する。人工知能(AI)が住人の健康状態を把握し、理想の食事や運動について助言してくれるシステムなども披露する。

おばけ 新技術いざなう

日本ガス協会提供

ガスパビリオン おばけワンダーランド
 テーマは「化けろ、未来!」。おばけをモチーフにしたキャラクター「ミッチー」が館内を案内し、夜間はライトアップしておばけの世界観を表現する。子ども向けのアトラクションを用意するほか、メタンを水素と二酸化炭素から製造するメタネーションなどの新技術も紹介する予定だ。
 外観はテントのような膜構造で、外膜には大阪ガスが開発した光学フィルムを採用する。太陽光を反射で防ぎつつ、内部の温度を外気より2~6度程度下げる効果があるという。

生命の歴史「樹」で表現

パソナグループ提供

PASONA NATUREVERSE(パソナ ネイチャーバース)
 基本理念は「いのち、ありがとう。」。その象徴として、外観のデザインは長期間にわたって繁栄したアンモナイトを思い起こさせるらせん形状にした。
 館内では「からだ」「こころ」「きずな」の三つをテーマに展示する。健康な体づくりを実現する最新の医療や食に関する技術を紹介するほか、生きがいにあふれる社会のありかたを提案する。生命の歴史や未来への可能性などを表現する「生命進化の樹」も披露する予定だ。

前売り券 まず「ID」取得

 万博の前売り入場券は、価格や利用可能期間が異なる様々な種類が用意されている。
 いつでも入場できる「1日券」は来年10月6日までに購入すれば「超早割」として大人6000円となり、開催期間中に買うより1500円割安になる。開幕2週間内に1回使える「開幕券」(大人4000円)、会期中何回でも利用できる「通期パス」(同3万円)などもある。価格はいずれも税込み。
 入場券は、特設サイトで「万博ID」を取得し、IDや必要項目を入力して購入する。別途、来場日時を予約する必要がある。「超早割」は来年9月25日~10月6日に優先的に予約の申し込みができる特典がある。その他の券種は来場希望日の半年前から受け付ける。パビリオンの観覧を予約できる仕組みも設ける。
 詳細は「大阪・関西万博 チケットインフォメーション」へ。


開幕まで500日! わたしたちは、大阪・関西万博を応援しています

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