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受賞者メッセージ

審査員コメント

文部科学大臣賞(最優秀賞)

奥 はんなさん (上智大学 国際教養学部 4年)

前回出場した大会後、3年生になり就職活動や履修授業数が減ったことで英語に触れる機会が一時減少しました。しかし、その中でも英語を活用するアルバイトを始めたり、留学生とオンラインで定期的に通話し、英語に触れる機会を意識的につくりました。今回は、観客を飽きさせないプレゼンテーションにしようと考え、原稿や構成にこだわりました。冒頭での車内アナウンス、アニメーション機能の活用、2人で息を合わせながらのセリフ、話すパートの順番など聞き手の反応を考えながらプレゼンを作りました。前大会に比べると、プレゼンの表現力と説得力をレベルアップできたと感じています。大会のレベルがかなり高くなっていた中で、最優秀賞を受賞できたことは自信につながりました。本大会に出場して自分の新たな課題も見つけることができたので社会人になってもプレゼン力を磨いていきたいと思います。

大坪 直央さん (上智大学 法学部 4年)

高校時代から一緒に英語学習に励んできた奥さんとの学生時代最後の活動として、コンテストに再挑戦することを決めました。再挑戦するのであれば、チャーミングな内容にしたいと思い、「アートをテーマにした無人駅の活用」という柔らかいテーマにしました。楽しさを追求し、冒頭の部分には車内アナウンスを入れ、2人の間での掛け合いなど話し方に工夫してインラタクティブな台本づくりを意識しました。本大会に出場し、英語で伝えることに以前より自信をつけることができ、また、英語だけでなく提案内容の実現可能性についてより細かく考える重要性に気づくことができました。プレゼンテーションは、同じ言葉でも、言い方や表現によって伝わり方が違ってくることを改めて学びました。来年からは仕事上でプレゼンをする機会が多くあるので、本大会で培った伝える力を生かしていきたいと思います。

優秀賞

宮田 果歩さん (国際基督教大学 教養学部 4年)

私は教育学を専攻していて、来年から教員として学校で教えます。きちんと自分の思いを乗せられるテーマだと思い、「新たな教育」を選びました。大切にしたのは、現場の教員が実現できるICT教育とは何かという視点です。多くの教育関係者の方々と私のアイデアを共有できれば、という思いで内容を構築しました。プレゼンテーションではいかに聴衆を巻き込み、思いを伝えられるかに気を配りました。私は海外への長期留学の経験もなく、大学に入ってからも英語を流暢に話せないことでかなり苦労をしてきました。今回の受賞を通じて、「留学や海外生活の経験がなくても、英語は話せるようになる」ことが多くの人々に伝えられればうれしいです。

インプレッシブ賞

上條 茜里さん (立教大学 社会学部 4年)

私は大学で教育について日々学ぶとともに、大好きな英語プレゼンテーションの授業も履修してきたので、本大会のテーマに「新たな教育」を見つけたときは、迷うことなく応募しました。EQ(心の知能)教育の日本への導入を主題としましたが、心がけたのは日本で馴染みのないEQ教育を丁寧に説明することです。EQ教育とは何か、なぜEQ教育が必要かを段階的に説明することが重要だと考えました。プレゼンテーションにしても、質疑応答にしても言いたいことがたくさんあるので、いかに適切な長さにまとめるかが難しかったです。今回、質疑応答を通じて、自分に足らない視点を発見しました。これからも教育に関する研究を続けていきます。

インプレッシブ賞

東山 成美さん (京都大学 文学部 4年)

私たちのアイデアが持つポテンシャルをいかにアピールするかを最も心がけました。構成については、論理的に飛躍しない理解しやすいスムーズな流れを意識し、さまざまなデータを合わせながら、私たちのアイデアこそが問題解決のための最適なプランだと聴衆に確信してもらえるよう工夫しました。プレゼン経験豊富な社会人の方々から助言をいただけたのもプレゼンを洗練させる上で役立ちました。私たちはアルバイト仲間であり、大学は別々です。限られた時間の中で、それぞれの得意分野を生かし、効率的に準備を進めていきました。これまで、留学経験がなく、特別な英語教育も受けたことがなかった私にとって本大会への出場は大きな挑戦でした。でも、真剣に取り組み、良い結果を出せたことはこれから仕事をしていく上で大きな自信につながると思います。

浅井 菜々子さん (同志社大学 商学部 3年)

留学先から帰国し、英語を使ったイベントに参加したいと考え、アルバイト先の仲間である2人に話したところ快諾してくれて、3人で本大会へ応募することを決めました。プレゼンテーションでは、どうしたら相手に伝わり、惹きつけられるかを考えました。歴代の入賞者の動画を何度も見て構成を話し合い、またたくさんの知り合いに見てもらいアドバイスをいただき、微調整を繰り返しました。本大会への参加を通じて、何事にも自己肯定感を持ち、チャレンジすることが大切であることを学びました。今まで苦手だったパワーポイントも友達が使っているのを研究し、今では大学のゼミでも生かせています。出場を通じて、自分自身が成長したと感じています。これからも色んなことに挑戦し、努力を続け、失敗も成功も次のステップへの糧にしていきたいです。

遠藤 日菜子さん (京都大学大学院 農学研究科 1年)

オリジナリティのある解決策を考え、自分たちの個性を発揮しながらアピールできると考え、「無人駅の活用」というテーマを選びました。プレゼンテーションの構成では、盛り込みすぎて内容が薄くならないよう、伝えたい事柄やアイデアを重要なものだけに絞り込むことを心がけました。また、聞き手にとって内容が分かりやすく、かつ魅力をアピールできるように何度も検討を重ねました。3人のメンバーは、就職活動や卒業論文、研究などで忙しく予定を合わせるのに苦労しました。ですので、できるだけ早い段階で集まる日程を調整し、いつまでに何を完成させるかを明確にしました。本大会への出場で、魅力的に伝える話し方やプレゼンテーションのスキルを学びました。就職活動で自分自身の魅力を伝えるのに、このスキルを生かしていきたいです。

インプレッシブ賞

スマイヤさん (東京工業大学大学院 環境・社会理工学院 2年)

As for presentation, preparation is important first. We actually see the issues in real world and think and pour that into idea that is original. After that, we have to do something about it and try to make other people into one, how to engage other people also actually to think the same way as we think. And to make people also aware about the issues that are happening in the world. And then it is obviously important for our future because we will probably have future careers, and professional life, and we will be leaders hopefully, and for that we need special skills; communication skills and how to build around our ideas. And then to actually open the eyes of other people, so be more aware of our environment.

プレゼンテーションにおいては準備が重要です。テーマに関して現実世界で起きていることをよく理解し、独自のアイデアを生み出していきました。そして、プレゼンテーションでは自分たちの考えで聴衆を説得し、考えを共にしていくことに気を配りました。同時に、世界で今何が起きているか、聴いている人々に意識を高めてもらえるよう心がけました。本大会への出場は自分の未来に向けた貴重な体験になりました。将来、キャリアを積んで、プロフェッショナルになり、リーダーとなるには、コミュニケーションの技術、そして自分たちの考えを構築する技術が必要です。それができれば、きっと、環境に対しての人々の意識を高めることができると信じています。

イクサン アグスティン ナターシャさん
(東京工業大学大学院 環境・社会理工学院 2年)

I learnt about how we can be confident at a big stage and also how we can talk comfortably and how we can engage people, so that they can listen to us. I learned a lot about teamwork. All of us have different ideas and all of them are good, and how we can merge them and how we can combine all these three ideas together into one and that is very challenging. And then I learned a long way that you have to compromise and then the goal is not to win an argument but the goal is how we can make merged idea. I am very happy that I had this opportunity and kind of practice from this early because I will be facing this situation in the future.

こういった大きな舞台でプレゼンテーションができたことは、私にとって大きな自信となりました。本番では、リラックスして話しながら、聴衆を惹き付けることを心がけました。そして、今回の出場を通じてチームワークについて実に多くのことを学べました。特に3人が持つ異なる考えを融合し、一つにまとめることへの挑戦がありました。その道のりは長く、時に妥協しなければならないことを理解しました。私たちの目標は大会で勝つことでなく、その融合を実現することだったのです。将来、きっと今回と同じような機会はあるはずなので、この経験は必ず役立つと思います。大学院生時代にはこの経験を得られたのは本当に大きな成果だったと思います。

ジアニ ハナさん (東京工業大学大学院 環境・社会理工学院 2年)

Our major is engineering of environment and society, so it is really natural for us to choose the theme, the prevention of Climate Change. I learned a lot about the importance of doing field work, gathering data and constructing rationale thinking behind the idea. If an idea is applicable during the corona period or will it change, how do we modify it, so that’s the very difficult thing to predict and to see how the world is going to change and how the idea itself needs to adapt to that change. And I think it is definitely going to come along in our careers or our ongoing studies because eventually we will have to do the same presentation. Having presented in front of such talented people and such experienced and such successful people is enriching and very satisfying to had have this opportunity.

大学院で環境社会工学を学ぶ私たちにとって、地球温暖化防止のテーマを選んだことは自然なことでした。フィールドワークの実施やデータ収集など丹念に準備を重ね、魅力的なアイデアを考え、論理的な展開を構築し、それを聴衆に的確に伝えることの大切さを本大会での経験で学べました。また、コロナ禍においては未来の状況も変化します。どのような変化が起きるかを予測しながら、自分たちのアイデアを修正するのも苦労した点でした。将来、同様のプレゼンテーションは必要となりますから、自分のキャリアにとっても貴重な体験でした。また、経験豊富で素晴らしい審査員の方々にプレゼンテーションを聞いていただのも大きな収穫となりました。

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