THE 6TH ANNUAL JAPAN STUDENT ENGLISH PRESENTATION CONTEST

受賞者メッセージ

今まで英語をどのように学んできましたか
  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 後藤 みどりさん

     小学生時代はネイティブの先生のいる英会話教室に通っていました。日常英会話が中心で、とても楽しみな時間でした。中高生になるとコミュニュケーションではなく文法メインの英語教育だったために苦手意識を持ち、英語の授業ではとても苦労しました。
     幸い、私が在学している崇城大学は理工系の大学でありながら英語教育にも力を入れているので、大学の英語学習施設を活用しながら英語を学びました。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 古賀 碧さん

     高校までは英語に苦手意識を持っていましたし、大学受験のために英語を学んでいる感覚しかなく、英語の重要性を感じていませんでした。しかし、大学・大学院と進み、国際学会に参加したりする中で、英語がどれほど重要なものかを気づかされました。
     私は現在、大学発ベンチャーとしても活動しており、私たちの研究技術を世界に発信するために、シリコンバレーでピッチ(アイデア提案)したり、タイやベトナムで現地調査を行いました。現地の情報すべてを吸収するためには、英語での会話が欠かせません。そこで、大学の英語教育であるSILC(SOJO International Learning Center)を活用したり、ビジネスチームにベトナムの留学生を入れたりと、英語をできるだけ身近に感じるようにしています。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 チャン テイ ジウ ヒエンさん

     私が生まれ育ったベトナムでは、小学生から英語が必須科目でした。特に英語に興味を持ち出したのは高校生のときです。英語を楽しく学べるよう洋画を観たり、洋楽を聴いたり、小説を読んだりしていました。さらに、日記をつけたり、会話をしたり、日常生活すべてをベトナム語から英語に切り替えて生活しました。英語を使う習慣をつけるために身近なところから環境づくりを行ったことが、英語習得につながったのだと思います。

  • 優秀賞(個人) ジョンソン セバスチャンさん

     高校生までは部活動で取り組んでいたバスケットボールに情熱を注いでおり、学業面では物理や化学が得意で、英語は苦手な科目でした。しかし、英語が話せないハーフというコンプレックスを変えたくて、高校卒業後単身ハワイに渡り、英語コミュニケーションの基礎を学びました。その時に他国からの留学生の友達と満足にコミュニケーションが取れなかったことで、帰国後はいっそう英語学習に対するモチベーションが強くなりました。
     今までさまざまな英語学習法を試しましたが、自分で編み出し一番役に立ったのが、たくさんの洋画を観て好きな役者やシーンのセリフを暗記し、本人になりきったつもりで口に出すという学習法でした。ストレスフリー、かつ英語を文章やチャンク(ひとまとまりの情報)で学ぶことにより、fluencyやvocabularyが飛躍的に向上したと思います。

  • 優秀賞(グループ) 宗像 美月さん

     私は高校生の時にイギリスに留学しましたが、現地の人たちと交流する勇気がなく、一人で単語帳とにらめっこする日々を送っていました。帰国後、その勉強の成果が英語検定試験の成績に表れて嬉しかったですが、「試験で点数が取れても伝わらないなら意味がない」と、やっと気がつきました。
     それ以降、英語に触れる機会を増やすようにしました。英語の動画を見たり、英語を読んだり、英語を話す機会を探したりして、気がつくと英語を使うことに抵抗がなくなっていました。英語を使うほどに自分が話す英語の弱点に気づくことも増えますが、そのおかげで常に自分の課題を把握できて、もっと勉強しようと思います。

  • 優秀賞(グループ) 三橋 咲那子さん

     できる限り英語を身近な言語に感じられるように努力しました。イギリスへ留学した際、習ったはずの単語ですら聞き取れず、とても悔しい思いをしました。そこでなるべくクラスメイトやホストファミリーと一緒に時間を過ごし、生の英語に触れる機会を増やしました。特にネイティブが話す発音・イントネーション・語順などを意識し、自分も真似して話すことを心がけました。また、日常の些細な考え事を英語に置き換えるようにしたことで、より自分の言葉として英語を話せるようになってきたのではないかと思います。

  • インプレッシブ賞(個人) 西井 勇希さん

     小学校から高校は野球に打ち込み、洋楽や洋画もまったく知らず、外国人と話した記憶は皆無です。英語の学習は大学入学時にほぼゼロからスタートしました。英語を学んだ方法はとても簡単で、“ひたすら英語に触れること”でした。モチベーションが高い日本人の友達と英語しか使わない日々を送り、目に見えるものを英語に脳内変換し、テレビや音楽から日本語をシャットダウンしました。フィンランド留学やカンボジアでのインターンシップ等も役に立ちましたが、英語力が最もついたのは中京大学で所属する国際英語学部やSTP(Senpai Talks Project)という学生英語団体での活動でした。心から感謝しています。

  • インプレッシブ賞(グループ) 池 京香さん

    英語を好きになったきっかけは、高校1年生の時。私の恩師である、ある英語の先生との出会いが原点となりました。インタラクティブで、分かりやすい先生の授業が大好きで、予習は念入りに、ノート作りもルールを決め、工夫していました。苦手意識が芽生えがちな文法や語彙といった、英語の”土台”となる部分を、私は先生のお陰で楽しく学ぶことができました。 高校卒業後に進んだ地元・富山の専門学校では、新聞や洋画、洋書などから”生きた英語”に触れることができ、世界が広がりました。特に多読の授業では、語数の少ない本から読み始め、今ではペーパーバックを楽しめるまでに。洋画もそうですが、英語ならではの表現や伝え方が散りばめられていて、そんな言葉に出会うたび、ノートに書き留めては幸せを感じています。これからも英語を楽しんで学んでいきたいです。

  • インプレッシブ賞(グループ) 山田 倫子さん

     明確な目標を定め、楽しみながら英語を学んできました。たとえばTOEICや英検などの資格取得に向けて勉強したり、趣味でよく見る海外ドラマや洋画を英語音声にして、わからない単語や表現があると辞書で調べるようにしていました。
     特に、後者の海外ドラマや洋画を用いた学習法は飽きずにずっと続けられ、日本にいながら生の英語に触れることができるので、私のお気に入りです。

本コンテストに参加した感想等をお聞かせください
  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 後藤 みどりさん

     二次審査を通過してチームの皆で大喜びしていたら、最終審査で最優秀賞・イオン環境財団賞まで受賞することができ、ただただ驚いています。また、他の参加者の方々のプレゼンテーションを見て学ぶことが多く、たいへん刺激的な1日でした。この賞に恥じぬように、より一層の努力を重ねていきたいと思います。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 古賀 碧さん

     これまで、いくつかのビジネスプランコンテストに参加していたため、人前でプレゼンテーションをすることに抵抗はありませんでしたが、本コンテストでは二次審査の時から、今までに感じたことがないほど緊張していました。皆さんレベルが高く、キラキラとかっこよかったです。  ファイナリストに選出いただいた時は、私たちの技術を皆さんに伝えるチャンスだと思い、今までの練習を思い出しながら、プレゼンテーションを楽しみました。「英語で伝えるってこんなに楽しいんだ!」と、その時初めて英語の楽しさを感じられたような気がします。最終優秀賞を受賞した時は、私たちでよかったのかと正直不安でしたが、今後は自信を持って、この賞に恥じないようにさらに精進して参ります。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 チャン テイ ジウ ヒエンさん

     特にチームワークの大切さを感じました。ひとりでは出来なくても、このメンバーだから出来ることが数多くありました。コンテストにむけて活動するなかで、チーム全体のコミュニケーション力や自分の強み、メンバーそれぞれの強みが分かります。限られた時間の中で、聴衆の立場になってより良いプレゼンテーションができるように全力で取り組みました。今回のコンテストを通して、自分のベストを出せたことが一番嬉しいです。

  • 優秀賞(個人) ジョンソン セバスチャンさん

     準備期間から本選まで、さまざまな面において自分の能力を磨くことができたコンテストでした。個人の部で出場したため、準備期間においては「スライドやスピーチに客観的な説得力があるか」という点を特に意識して作成しました。本選では準備したものに自信を持って、きちんと相手に伝わるように気をつけました。振り返ると、自分のプレゼンテーションを多くの人に評価いただけた嬉しさや感謝の気持ちが大きい一方で、質疑応答をはじめとするファイナルでのパフォーマンスはもっと改善できたのではないかという悔しさもあります。その悔しさが、改めて「ここが新しいスタートラインだ」と考えていっそうのチャレンジをしようというモチベーションとなりました。このような素晴らしい機会を与えてくださった神田外語グループ他関係者の皆様に感謝します。

  • 優秀賞(グループ) 宗像 美月さん

     準備期間を含め、このコンテストのことを考えている時間は本当に楽しかったです。パートナーと話し合ったり、まわりの方々にアドバイスをいただいたりするたびに、「そんな見方もあるのか」、「英語でそう言えば伝わりやすいのか」と新しい発見が絶えませんでした。
     パートナーとはお互いの得意分野を生かすことで、一人ではできなかったことがいくつも可能になりました。率直に意見を伝えあったので、それまでの議論がゼロに戻るようなこともありましたが、それさえも楽しむことができました。そうやって正直に話し合えたことで、お互いに信頼を築くことができたと思います。貴重な学びの機会をありがとうございました。

  • 優秀賞(グループ) 三橋 咲那子さん

     再挑戦できて良かったという気持ちでいっぱいです。今回は特に興味のあるテーマだったこともあり、プレゼンの中で社会に対して感じている疑問や想いを私たちなりに伝えられたことが嬉しかったです。より正確に伝えたいと、単語ひとつにまでこだわり抜き、伝わりやすい話し方、ジェスチャーについても議論しました。自分たちが心から納得できるプレゼンにしようと努力する中で、自分の英語の弱点や悪い癖を見直すことができ、何よりも作り上げるプロセスそのものを純粋に楽しむことができました。応援していただいた大学の教授や友人たち、誘ってくれたパートナーに本当に感謝しています。

  • インプレッシブ賞(個人) 西井 勇希さん

     最優秀賞を受賞したプレゼンを見て、私は井の中の蛙だったと知りました。悔しかったですが、これから頑張ろうという気持ちになりました。  今回の受賞も私ひとりで成し遂げたことではありません。支えてくれた仲間たち、ハイパーシェア考案者の竹鼻良文やお世話になっているKURA COCOLONOメンバー、大学の先生たち、家族に良い結果を報告出来たことは素直に嬉しいです。
     人は環境により大きく左右されます。今回のコンテスト参加のために最高の環境を作ってくれたみんなへの恩返しが出来た気がします。

  • インプレッシブ賞(グループ) 池 京香さん

    「参加してよかった」と心から思います。出場を決めてから約1ヶ月半、パートナーとアイデアを突き合わせて少しずつ形にする過程は楽しく、毎日とても充実していました。大会当日は、「これまで頑張ってきたから大丈夫」と自信をもって臨め、スピーチ中も終始笑顔で楽しむことができました。
     このコンテストを通して、新たな課題も発見できました。貴重な経験をすることができ、本当に感謝しています。そして今一度、忙しい合間を縫ってビデオを見てアドバイスをくださった先生、応援してくれた友人たち、そしてパートナーの山田さんに、胸いっぱいのありがとうを伝えたいです。

  • インプレッシブ賞(グループ) 山田 倫子さん

     今回のコンテストを通して得たことはたくさんありました。その中でも特によかったと思うのは、パートナーを組んだ池さんと一緒にプロセスから本番まで楽しんで取り組めたことです。1ヶ月半という決して長くないはない期間の中で、お互いのスケジュールの合間を縫って打ち合わせしたり、夜中に電話会議したり、自分たちのプレゼンを客観的に評価するためにたくさんの動画を撮ったり、どうすれば観客の心に届くのか2人で試行錯誤しながらプレゼンを作り上げました。
     ですから、本選に出場することができ、さらに賞を頂けたときはとても嬉しかったです。今回のコンテストへの挑戦は、私の学生時代における大切な思い出になりました。

将来の夢について、教えてください
  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 後藤 みどりさん

     私の将来の夢は、専門知識と技術を生かして社会の課題解決に取り組むことです。微生物のチカラで、もっと世界を幸せにしたいです。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 古賀 碧さん

     私の夢は、私たちの研究技術を世界に発信し、世界中の人々をもっと笑顔にすることです。今回のプレゼンのテーマ「地球を守れ!環境保全の新技術を発表」のように、私たちには地球で生きていく人間として、地球を守る義務があると感じています。世界では、化学肥料の大量投与による環境・作物の汚染が深刻化しており、それが原因で地下水の汚染が進んでいます。少しでも私たちの技術で汚染を食い止められるように、グローバルに活躍していきたいと思います。今回の挑戦をきっかけに、さらに自分自身にもビジネスにも磨きをかけていきたいです。

  • 文部科学大臣賞 最優秀賞 チャン テイ ジウ ヒエンさん

     大好きな日本とベトナムの架け橋となることです。
     ふるさとのベトナムでは、ごみ問題が深刻な状況です。それを解決することが私の願いであり、現在私が日本の大学で学んでいるのはそのためです。日本のリサイクルシステムをはじめとした素晴らしい技術を学んで、将来はベトナムに貢献したいです。

  • 優秀賞(個人) ジョンソン セバスチャンさん

     私には数えきれないほどの夢があります。学部で学んでいる学問を大学院に進んでもっと研究したい、国際社会に出てビジネスを肌で学びたい、世界中の美しい海を見て回りたいなどさまざまです。
     その中でも特に、日本や沖縄の素晴らしさを世界に発信したいという気持ちが強いです。今回のプレゼンテーションでも取り上げた沖縄は、とても速いスピードで成長しています。実際に住んでみるとそれがよくわかります。現状に満足することなくより一層言語学習に励み、国内外問わずさまざまな舞台で活躍をし、いつか自分の経験が沖縄の発展に貢献できたら嬉しいと考えています。

  • 優秀賞(グループ) 宗像 美月さん

     地方創生に興味があり、メディアの立場から地方を元気にする仕事をしたいと思っています。いつになるかはわかりませんが、お世話になった地元の活性化にも貢献したいです。地方創生という興味分野を見つけられたのは、高校での留学のおかげなので、改めて留学のチャンスをくださった方々に感謝しています。
     また、私たちのプレゼンテーションで紹介したReadyというサービスのねらいは、女性がもっと自由に働ける社会を実現することです。私自身も「女性だから」という理由で仕事を諦めないでいたいですし、次の世代の人たちにより働きやすい社会を手渡すことに貢献できればと思います。

  • 優秀賞(グループ) 三橋 咲那子さん

     プレゼンで発表したような新しい働き方に興味があります。私たちは生きていくために「働く」ことを選択しますが、若者だけでなく大人を含めてネガティヴなイメージを持つ人が多いように思います。好きなことでは食べていけない? 労働時間だけがお金に換算されるの? そのような疑問を「仕事と生き方の選択」という角度から考えていきたいです。将来的には、それぞれにあった働き方をより自由に選択できる空気が社会全体に生まれればいいなと考えています。そのためにも、まずは私自身が自由な働き方を実践できる人でありたいです。

  • インプレッシブ賞(個人) 西井 勇希さん

     現在はまだ“英語”や“海外”というタグしかついていない自分に、もっとたくさんのタグを付けていきながら、オリジナルな価値を創造し発信できるプレイヤーになるつもりです。

  • インプレッシブ賞(グループ) 池 京香さん

     高校1年生の頃から、英語の先生になるのが夢で、現在も大学で教職課程の授業を受けています。どの授業も学ぶところが多く、「教師というのは本当に奥が深い」と感動・発見の日々です。
    一方でアルバイト先での経験から、マーケティングにも興味を持ち始めており、直感を信じて挑戦してみたい気持ちもあります。 どんな形であれ、大好きな英語を活かして、たくさんの人たちの笑顔の架け橋になれれば嬉しいです。

  • インプレッシブ賞(グループ) 山田 倫子さん

     まだ明確には決まっていませんが、今回のコンテストを通して、言葉を使って特定の“モノ”の魅力を人に伝えることの難しさと楽しさを知りました。将来は、言葉を使ってたくさんの人にモノやコトの魅力を伝えられる仕事をしたいと考えています。

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