2017年12月9日(土)、第6回全国学生英語プレゼンテーションコンテストが開催されました。本大会はグローバル化が進むビジネスの現場で必要とされるコミュニケーションスキルの向上と、学生同士の真剣勝負の場の提供を目的としています。今回は大学生、大学院生、高等専門学校生、専門学校生から641人の応募があり、予選を勝ち抜いた個人の部5名、グループの部5組が、ファイナリストとして本選を戦いました。
今回のテーマは「ラグビーワールドカップ2019™日本開催 キャンプ地をわが町に!」「日本の本の英訳版翻訳を売り込め!」「地球を守れ! 環境保全の新技術を発表」「新たなネット活用法を提案! 資源の共同利用」の4つ。挑戦者はうち1つを選び、プレゼンテーションを行いました。今回から質疑応答も得点対象となり、プレゼン内容や英語力はもちろん、審査員や会場からの質問に的確に応える力も問われました。厳正な審査の結果、文部科学大臣賞(最優秀賞)1組、優秀賞(個人1名・グループ1組)、インプレッシブ賞(個人1名・グループ1組)、また共催企業によるイオン環境財団賞1組が選ばれました。本サイトでは受賞者のプレゼンテーション内容と、受賞者のコメント、審査委員のコメント等を特集します。
皆さん、本当におめでとうございます。
皆さんのプレゼンにも出てきましたが、これからはAIが我々の仕事の代わりをしていく時代になるでしょう。その中でどう生きていったらいいのか、特に若い人たちは考える必要があります。私はこれからの時代に一番重要なのはコミュニケーションだと思います。AIが進化してもコミュニケーションだけは無くなりません。どのようにして自分の考えを人に伝えるか、また伝えるべき内容をどのように深めて社会に生かしていくか、この大会を機にもう一度考えていただきたいのです。
皆さんが社会人になるのは、世界を相手に働かなければならない時代です。英語力をもっと磨いて中身を深めて、一人ひとりがこれからの日本を担う人材になってほしい。本日が皆さんにとって改めてコミュニケーションのあり方について考え、さらなる努力を重ねていくスターティングポイントになれば、大会の主催者としてとても嬉しく感じます。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。
私は審査を間近で聞きながら、皆さんのスピーチがいかに優劣つけがたいものであったか改めて感じました。今回は4つのテーマについてスピーチしていただきましたが、いずれも今我々が直面している関心の深いテーマです。英語で話すスキルを磨くことはもちろん、何を語り、どのように聞き手にメッセージを伝えるかが問われます。そのためには日頃から問題意識を持って考える習慣が不可欠です。
特に今回は新しい試みとして、質疑応答の配点を高くしました。自分の考えがないと、とっさに答えが出てきません。そのためにはいろいろな体験をし、よく新聞を読んでください。日刊の日本語の本紙と英字新聞の両方があるのは読売新聞とThe Japan Newsだけです。これからも大いに新聞を読み、体験をされて、ご自身の知識、情報、考え方を養っていただきたいと思います。
Congratulations!