トップ > 京都文教大学大学院 > 研究科紹介 臨床心理学研究科

京都文教大学大学院

  • 資料請求
  • 大学ホームページへ

研究科紹介

臨床心理学研究科

基礎から徹底的に指導し、プロの心理臨床家を育成、
公認心理師養成大学院のカリキュラムにも対応。
トップクラスの教授陣が丁寧に指導します。

 臨床心理学研究科には、臨床心理学分野の牽引役となるスタッフが揃い、わが国でも有数の優れた教育・研修機関になっています。高度な専門知識と技能を修得し、臨床心理学の新たな領域を切り拓こうとする意欲的な学生が学んでいます。カリキュラムは、心理療法・心理査定による「心理臨床の実践教育」と「臨床心理学研究」を主軸に編成しています。臨床心理の基礎理論と各自の関心に応じた専門的知識を身につけながら、心理臨床の実習と事例研究を通じて、臨床心理学的な思考力、判断力、技能を修得します。
 2年間の長期にわたり、継続的に臨床実習に取り組めることも特徴。人の心の成長過程を観察し、その変化を感じ取るためには実習現場での長期的な関わりが重要です。
 学内実習は、博士前期課程1回生の5月から始まります。まずは本学の附属「心理臨床センター」で受付業務などのマナー教育を学びます。電話対応においても専門的な知識や素養が必要となるため、最初の一歩として多くの学びを得られる場となります。1回生の9月からはケースを担当。スーパーヴァイザー(現場の専門家)の指導・アドバイスも受けながら、実際にカウンセリングやセラピーを担当し、カウンセラーとしての第一歩を踏み出します。
 博士前期課程1回生の6月からは、学内実習と並行して「学外実習」が始まります。実習先は幼稚園や小学校などの教育機関、また、精神科や神経科などの病院・クリニック、さらには福祉施設、司法領域などさまざま。2年間継続して学外実習に取り組み、少なくとも3領域の経験を積むことができます。公認心理師養成カリキュラムの基準である450時間以上の実習機会を設けています。さらに、本学の附属機関「産業メンタルヘルス研究所」での研究活動や発達障害児へのグループセラピーなど、課外での実習の機会も豊富に設けており、多くの経験を積むことができます。

 さらに、産業精神保健分野で活躍する専門家との交流や、大学院生の研鑽の場として、多様なイベント・プログラムを実施する「産業メンタルヘルス研究所」も併設しており、職場におけるメンタルヘルスの専門家をめざすことも可能です。多くの企業が働く人の心の問題を課題と認識しているものの、専門家が確保しにくいのと、ノウハウが欠けていることから、メンタルヘルス対策が進んでいないのが実情です。同研究所では、職場のメンタルヘルスに関する調査研究を行い、職場で活用できるプログラムを開発・提供していきます。職場を支援する臨床心理士をはじめ、産業カウンセラー、産業医、産業看護職などの専門家が職種の違いを越えて研鑽し合える場をめざします。

 本学は全国に先駆けて臨床心理学部と大学院の連動した教育に取り組んでおり、公認心理師の理念(学部・大学院の一貫教育)を先取りして実践してきた大学院として大きな期待を集めています。

臨床心理学研究科 博士前期課程

 本研究科のカリキュラムは、臨床心理学の専門的知識の習得をめざす「基幹科目」群とその実践活動能力の獲得をめざす「臨床科目」群、修士論文作成を主とする「研究科目」群の3つの柱があります。「基幹科目」である「臨床心理学特論、教育臨床心理学特論(教育分野に関する理論と支援の展開)、精神医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開)」などを通して、さまざまな分野の専門知識を学び、臨床心理学的思考力、判断力を身につけます。「臨床科目」である「臨床心理学内実習、臨床心理学外実習、心理臨床査定実習、臨床心理面接特論、心理療法特演」によって実践的技法と知識を獲得します。臨床心理士、公認心理師として活躍できる素地を作ることができます。

臨床心理学研究科 博士後期課程

 博士後期課程では、現代のさまざまな心理的問題に対応しうる臨床心理学研究者および大学などの高等教育機関において臨床心理学的実践の指導を行える心理臨床の専門家の養成を目的にしています。 博士後期課程修了後に臨床心理士の養成にあたりながら、実証的研究を遂行できる実践的で主導的な臨床心理学研究者の養成をめざし、修士課程に引き続き、さらに高度な実践力と研究能力を養成するプログラムを設けています。臨床実践と実証研究の双方を重視したカリキュラムとし、高度な専門的学術知識を修得し、心理臨床実践の全領域を包括できる思考力、判断力、実践力を養成します。

心理臨床センター

 一般の人を対象に、心の問題に対処するカウンセリング・センターです。子どものことで悩みを抱える親や学校の先生をはじめ、生活のなかで悩みを抱える人など、さまざまな年代の方が来談しています。心の専門家である本学教員と専任カウンセラーが、一般外来者に対して心理相談活動を行っていますが、本研究科で学ぶ学生は、このセンターで実際にクライアントのケースを担当し、臨床心理の理論を実践しながら、自分にどのような援助ができるのかを追究していくことができます。

カウンセリング内容の例

●子どもの発達やことばの遅れ ●不登校、学校嫌い ●自分の性格 ●家族や夫婦関係 ●友人関係や恋愛 ●仕事のこと ●職場での人間関係 ●自分の生き方 ●心身の不調 など

募集要項

社会人入試も実施しています。
(※社会情勢によって、日程・内容に変更が生じる場合があります。)

臨床心理学研究科 博士前期課程<秋期入試>
出願期間 2023年8月18日(金)~9月1日(金)消印有効
〈9月4日(月)9:00~17:00 本学持ち込み可〉
試験日 2023年9月13日(水)
選考方法 研究計画書審査、学科試験(心理学・英語)、面接試験
臨床心理学研究科 博士前期課程<春期入試>
出願期間 2024年1月15日(月)~1月29日(月)消印有効
〈1月30日(火)9:00~17:00 本学持ち込み可〉
試験日 2024年2月10日(土)
選考方法 研究計画書審査、学科試験(心理学・英語)、面接試験、論文審査(卒業論文またはそれに代わる論文)
臨床心理学研究科 博士前期課程 社会人入学試験<秋期入試>
出願期間 2023年8月18日(金)~9月1日(金)消印有効
〈9月4日(月)9:00~17:00 本学持ち込み可〉
試験日 2023年9月13日(水)
選考方法 研究計画書審査、学科試験(心理学)、面接試験、書類審査(志望理由書、職務経歴・キャリアデザイン)
臨床心理学研究科 博士前期課程 社会人入学試験<春期入試>
出願期間 2024年1月15日(月)~1月29日(月)消印有効
〈1月30日(火)9:00~17:00 本学持ち込み可〉
試験日 2024年2月10日(土)
選考方法 研究計画書審査、学科試験(心理学)、面接試験、書類審査(志望理由書、職務経歴・キャリアデザイン)
臨床心理学研究科 博士後期課程
出願期間 2024年1月15日(月)~1月29日(月)消印有効
〈1月30日(火)9:00~17:00 本学持ち込み可〉
試験日 2024年2月10日(土)
選考方法 研究計画書審査、学科試験(英語)、口述試験、学術論文審査(修士論文またはそれに代わる論文)、書類審査(臨床活動報告書)


学位 修士(臨床心理学)、博士(臨床心理学)
募集定員 博士前期課程 30名 ※社会人入試:若干名
博士後期課程  2名
キャンパス 本学
開講形態 昼間(集中講義は土曜日にも開講)
授業料 博士前期課程 博士後期課程
入学金:180,000円
授業料:1,300,000円(SV・実習費等の教育充実費含む)
諸会費:2,750円
※初年度納入金
※京都文教大学卒業者は入学金免除
入学金:180,000円
授業料:600,000円(教育充実費含む)
諸会費:4,100円
※初年度納入金
※京都文教大学大学院修了者は入学金免除
奨学金 日本学生支援機構

※学費は2023年度実績。
※社会情勢によって、日程・内容に変更が生じる場合があります。
※詳細は必ず大学HP「2024年度入学試験要項」をご確認ください。

お問い合わせ
京都文教大学 入試広報課

〒611-0041 京都府宇治市槇島町千足80
TEL :0774-25-2488
FAX :0774-25-2822
Mail:nyushi@po.kbu.ac.jp

ページトップへ▲