再生医療からロボット利用の
人工関節手術まで
全ての関節症治療を網羅する

埼玉県川口市にある埼玉協同病院の関節治療センターは、人工股関節・人工膝関節置換術の術数は国内屈指であり、全国から口コミで患者が来院する。精度の高い手術と、手術によらない治療である再生医療をこれまで行ってきたが、昨年には手術支援ロボットを導入。1ミリ、1度以下の誤差で精度の高い手術ができ、患者固有の膝の状態に合わせた人工関節の挿入ができるようになり、患者の満足度はさらに向上している。


整形外科主任部長・関節治療センターセンター長 仁平 高太郎

整形外科主任部長
関節治療センターセンター長

仁平 高太郎

にへい・こうたろう/1988年群馬大学医学部卒。1997年フランス。パリ第6大学病院に留学し人工関節手術に関して学ぶ。慶應大学病院、川崎市立川崎病院、さいたま市立病院等を経て現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本リウマチ学会認定リウマチ専門医。


整形外科部長・関節治療センター副センター長 桑沢 綾乃

整形外科部長
関節治療センター副センター長

桑沢 綾乃

くわさわ・あやの/2001年東京女子医科大学医学部卒。川崎市立川崎病院、東京医療センターを経て2008年から埼玉協同病院勤務。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本人工関節学会評議員。


手術支援ロボットを導入しより精度の高い手術を実現

 昨年の人工関節置換術は950件を超え、外傷手術を加えると1400件以上という埼玉協同病院。人工関節置換術は、仁平高太郎センター長と桑沢綾乃副センター長が執刀している。
 「手術は、患者さんの状態に合わせて人工関節を選び、設置する位置や角度を的確に調整する必要があります。将来、関節のゆるみや摩耗、脱臼や痛みの再発といったトラブルが起きないようにするためです」と仁平センター長は説明する。
 同センターでは、これまでもナビゲーションシステムで、的確な人工関節の設置をめざしてきた。さらに昨年8月には、人工関節手術支援ロボット(赤外線誘導式人工膝関節手術支援ロボット)を導入。特に変形性関節症、関節リウマチ、骨壊死、スポーツや外傷による後遺症などの手術に更に力を発揮するのが、この支援システムだ。
 「膝の人工関節置換術は、骨や靭帯などの状態が人それぞれ違って3次元で靱帯バランスを評価し骨切りに反映することが大事なんです。ロボットの使用で、患者さん固有の靭帯バランスを考慮して、適切な設置位置を判断し、限りなく少ない誤差で骨を掘削することで最適な状態でインプラントを挿入することができます。中でも、この手術支援システムを難易度が高い前十字靭帯を残す膝の人工関節置換手術に活用しています」と桑沢副センター長は語る。個々の患者にオーダーメイドの治療ができ、違和感のないより高い安定感のある膝が期待できるという。

手術支援ロボットにより、患者固有の状態に合わせた人工関節置換を手術支援
人工関節支援ロボの設計した3Dを基に、手術支援ロボットにより、患者固有の状態に合わせた人工関節置換を手術支援する。
  手術支援システムのアームロボットは、効率的に的確な骨を削ることができる
手術支援システムのアームロボットは、効率的に的確な骨を削ることができる。

手術支援ロボットにより、患者固有の状態に合わせた人工関節置換を手術支援
人工関節支援ロボの設計した3Dを基に、手術支援ロボットにより、患者固有の状態に合わせた人工関節置換を手術支援する。
手術支援システムのアームロボットは、効率的に的確な骨を削ることができる
手術支援システムのアームロボットは、効率的に的確な骨を削ることができる。

安全性の高い再生医療は3つの方法を提供

 同院は、厚生労働省に認可された第二種再生医療等提供機関でもあり、症例によって最適な治療を提案している。
 同院が提供している再生医療は、自身の脂肪組織を培養して関節内に注射する脂肪由来幹細胞移植、自身の血液を使用するPRP療法、自身の正常軟骨を培養して移植する自家軟骨培養移植の3つがある。どれも人体本来の自己治癒力を活性化する働きがあるとされ、炎症を鎮めたり、一定期間痛みを軽減したりする効果が期待できる。また、本人の組織を使用するので、アレルギーなどの拒絶反応や副作用がなく、安全性が高い。
 「変形性関節症には脂肪由来幹細胞移植と次世代型PRPのAPS療法が、スポーツ選手の靭帯損傷や肉離れはPRP療法が効果的です。変形した関節を元に戻せるわけではないですが、股・膝関節どちらにも治療を提供し、これら3種類の再生医療を施行できる施設は、全国でも数施設しかありません」と桑沢医師。
 「2018年同院に『関節治療センター』を開設したのは、手術だけではなく関節のあらゆる疾患について手を差し伸べられるように、という思いを込めたからです」と仁平センター長。あと数年プレーしたいといったスポーツ選手や、従来の保存療法では効果がないがあと1~2年は手術せず仕事やスポーツをしたいと思う患者にとって再生医療はひとつの光だという。



医療生協さいたま 埼玉協同病院

医療生協さいたま 埼玉協同病院

埼玉県川口市木曽呂1317
TEL.048-296-4771
http://kyoudou-hp.com/
診療科目
内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、緩和ケア内科、神経内科、小児科、外科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、精神科、放射線科、リハビリテーション科、病理診断科、リウマチ科、臨床検査科、腎臓内科、血液内科、糖尿病内科、救急科、泌尿器科(人工透析)、緩和ケア外科
人工関節手術実績



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