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知っていますか?潰瘍性大腸炎患者のQOLと「便意切迫感」の関係

広告 企画・制作/読売新聞社ビジネス局

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Sponsored by 日本イーライリリー株式会社

持田製薬株式会社

2023年8月14日

 潰瘍性大腸炎をご存じですか。大腸に起きる慢性の炎症性疾患で、根本治療がないため、難病に指定されています。腹痛や下痢といった症状に加え、多くの患者さんを悩ませているのが「便意切迫感」です。QOL(生活の質)にも影響する「便意切迫感」について、炎症性腸疾患の第一人者である北里研究所病院の日比紀文先生に話を伺いました。

北里大学 北里研究所病院 炎症性腸疾患先進治療センター 特別顧問
日比 紀文 先生
(ひび・としふみ)1973年慶應義塾大学医学部卒。北里研究所病院内科医長、慶應がんセンター診療部長、慶應義塾大学教授、消化器内科診療部長等を歴任。2013年同大学医学部名誉教授に就任。22年より現職。

患者さんの多くが抱えている「便意切迫感」とは?

 潰瘍(かいよう)性大腸炎とは、大腸の粘膜にびらん(ただれ)や潰瘍ができ、慢性的に炎症が起きる疾患です。若い時期に発症することが多く、男女差はありません。
 国内の患者数は、現在約22万人といわれています。原因はまだ解明されておらず、根本治療がないため、症状が悪化する「活動期」には炎症を抑える治療を行います。うまく抑えられると、「寛解期」といって患者でない人とあまり変わらない生活を送ることができますが、再び症状が悪化する「再燃」をしやすいため、「活動期」と「寛解期」を繰り返します。
 主な症状に腹痛、下痢、血便などがありますが、最近は、症状の一つとして「便意切迫感」が注目されるようになりました。
 この「便意切迫感」という言葉を初めて聞いたという方もいるでしょう。「突然かつ緊急に感じる排便の必要性」のことで、「今すぐトイレに駆け込まないと失禁してしまう」ほどの激しい便意を指します。健康な方でも急性の下痢などで経験したことがあると思いますが、これは大変につらい症状です。
 「便意切迫感」は検査やデータなどで測定できるものではないため、これまで医療現場であまり重要視されることはありませんでした。診察時に便意について尋ねることもあまりなかったのですが、近年、「患者報告アウトカム(PRO)」といって、痛みや不安など患者さんの主観的な症状も評価指標の一つとして重視するようになってきました。

“さりげなく”患者さんをサポートできる社会に

 潰瘍性大腸炎の患者さんに調査を行ったところ、実に多くの患者さんが「便意切迫感」に悩んでおり、最も改善させたい症状として挙げていることが分かりました。
 トイレへの不安が常にあるという状態は、QOLを著しく低下させます。外出をためらう、頻繁にトイレに行くことで周囲に気をつかう、食事が制限されるといった理由から社交行事への参加を断念することもあります。
 発症年齢が若いことも多く、就学や就労、結婚や出産といった様々なライフイベントにも大きな影響を及ぼし、患者さんの中には、そうしたイベントを諦めてしまう場合もあります。

 多くの患者さんはご自身の工夫や努力でなんとか「便意切迫感」と付き合い、日常生活を送っていますが、「トイレに間に合わないかも」「下着を汚してしまうかも」といった不安が解消されることはありません。排便に伴う悩みはとてもセンシティブなだけに、患者さん自らが医療者や周囲に相談しづらい、伝えづらいという問題もあります。
 現在、医療現場では、患者さんの主観的な症状である「便意切迫感」についても相談しやすい環境づくりを進めています。ただ、社会全体での取り組みはまだまだこれからだと感じています。
 まずは、「便意切迫感」という言葉を広く知っていただき、潰瘍性大腸炎という病気への理解を深めていただきたいですね。その上で、患者さんが不安を持たずに生活できるよう、偏見をなくし、“さりげなく”サポートできる社会の実現に向けて、みなさまのご協力もいただきながら努力していきたいと考えています。

「潰瘍性大腸炎との暮らしを、話せる社会へ。」 プロジェクト、スタート!

 日本イーライリリーと持田製薬は、潰瘍性大腸炎と、その症状の一つでありQOLに大きな影響を及ぼす「便意切迫感」への理解を促すためのプロジェクトを今年7月に発足しました。日比紀文先生の監修による様々な情報を発信しながら、患者さんへのサポートの輪を広げる活動を進めていきます。
詳しくはこちら(外部サイト)
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