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【PR】「有事の金」であらゆるリスクに備える

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世界経済を脅かすリスクは新型コロナウイルスだけではありません。どのように備えればよいのか?国際経済に精通する経済アナリスト・豊島逸夫さんに聞きました。

世界情勢の不安で買われる金

ウクライナ問題が一触即発の危機となり、米国とロシアの関係が急速に冷え込んでいます。金の世界でも、「有事の金」と言われる現象が起きました。戦争の瀬戸際になると、「最後に頼りになる資産」として金が買われるのです。まさに今、有事に強い資産とされる金を買う動きが広がり、円建てで史上最高値を更新しました。

そもそもは、米ソ冷戦時代にスイスでは核戦争になるケースを想定して、家庭用シェルターの中に、金塊を保管したことが「有事の金」の語源です。核爆弾にも耐えられる資産として、財産の10%程度を金で保有する習慣が定着したのです。

しかし、米ソ冷戦が雪解けとなり、ベルリンの壁が崩壊するや、「有事の金」という表現は過去の遺物と思われるようになりました。

それが、今回、ウクライナをめぐり新米ロ冷戦時代の幕開けとも言える世界情勢の不安化が急進行するや、有事の金が復活したわけです。

但し、有事の金にはご用心!

金先物市場では、有事の金だとはやしてセールストークに使い、個人投資家の金買いをあおる事例が見られます。プロは有事で金価格が急騰すると、既に一足先に買っていた金を売り払い一儲けに動くこともあります。ですから有事だからと金をドカ買いすることは悪魔の選択!

有事の金の本来の意味は、「平時」に、「貯」金感覚で少しずつ金を貯え、いざ有事になったときに、必要なら売って急場をしのぐことにあります。これこそ金投資の王道。

「有事」が家庭内に起こることだってあります。お父さんが突然リストラされた。お母さんが、がんで長期入院となった。一家を揺るがすような家庭内有事が生じたとき、それまで貯えてきた金を売却して当座の生活費に充てることも有事の金の事例といえるのです。

更に別のアングルでは、日本が「台湾有事」に巻き込まれることも、近年懸念される事態です。アジアの中の日本を考えれば、米ロ新冷戦が他人事ではないことが分かります。頻発する北朝鮮のミサイル発射も、偶発的軍事衝突のリスクをはらみます。

インフレに対する備え

もう一つ、国内金価格史上最高値の背景にあるのが「インフレ懸念」です。

今や米国の消費者物価上昇率は年率7%を超えています。しかも新型のインフレなのです。コロナで感染を嫌う人たちが離職して大規模な人手不足が生じ、人件費が高騰。更に、モノの生産・流通ルートがコロナで破断され、運賃が急騰。従来型の過熱バブルによるインフレとは全く異なります。年内はインフレ傾向が続きそうです。日本国内でも物価が上がり始めました。

そこでインフレに対する備えとして世界的に金が買われているのです。金は希少性に基づく独自の価値を持つ実物資産なので、インフレには強いのです。有事の金買いをボクシングのワンツーパンチに例えれば、インフレ対策の金買いはボディーブローのようにジワリ金価格上昇に影響を与えます。老後まで財産価値がインフレで目減りすることを防ぐためには有効な手段といえます。

また、有史以来発掘された金の総量は50メートル水泳プール4杯ほどに過ぎません。残る埋蔵量の多くは海底なのです。従って、長期的には価値が上昇傾向にあることが大事なポイントといえます。しかも金鉱石1トンから抽出できる金はわずか数グラムという世界なのです。金の価値の永続性は、ツタンカーメンの黄金のマスクの存在により実証されています。

但し、現代では金価格が先物投機で短期的に乱高下する場合もあるので、毎月一定金額で地味に金を積みたてることが王道なのです。

経済アナリスト
豊島 逸夫 氏
豊島&アソシエイツ代表。一橋大学経済学部卒業(国際経済専攻)。
三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で国際金融業務に従事。
外国為替・貴金属ディーラーとしてのチューリッヒやニューヨークでの豊富な経験をもとに、国際経済のプロとして活躍している。
Twitter@jefftoshimaで日々情報発信中!


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※金は、元本保証ではありません。相場の変動により売却時に購入価格を下回る場合もあります。

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