【PR】《冬の除菌対策》自分自身と家族をウイルスから守るために

2022年01月10日

徹底した対策で家庭内感染を防止

気温が下がり空気が乾燥する冬は、感染症を引き起こすウイルスの活動が1年を通して最も活発になります。この時期、自分自身と家族をウイルスから守るために、家庭ではどんな対策ができるでしょうか。一緒に暮らす家族がウイルスに感染した時など、もしもの際にも必要となる感染対策について、感染症専門医の佐藤昭裕先生にお話を聞きました。

佐藤昭裕先生

KARADA内科クリニック五反田院長。日本感染症学会専門医。2008年に東京医科大学病院へ入局後、総合内科と感染症科に勤務。全身を幅広く診療する総合内科医の経験を活かし、長崎県の離島医療にも携わる。東京医科大学病院感染症科医局長を経て、2019年に同クリニック開設。感染症専門医として地域医療に従事するほか、メディアで積極的に情報発信を行う。

冬は、ウイルスが動きやすくなる環境が整います。話をしていると飛沫が飛びますが、飛沫の中にウイルスが隠れており、空気が乾燥するとウイルスを包む飛沫も乾燥し、水分が蒸発した飛沫核が空中に漂いやすくなるためです。ウイルスによって感染経路は異なりますが、「接触」や「飛沫」による感染と飛沫より小さな粒子が空気中を浮遊して引き起こす「エアロゾル感染」の３つの経路に対して注意が必要です。また、家庭内感染は、家族の一人が外出先で人と会った際などに飛沫感染し、体内に入ったウイルスをそのまま家庭内に持ち込んで起こるケースがほとんどです。

感染経路を絶つには、

「３密」（密閉、密集、密接）を避ける
マスクの装着
手洗い（アルコールによる手指の除菌も含む）
室内の換気

が重要です。また、バランスのよい食事と十分な睡眠を心がけましょう。睡眠時間は個人差がありますが、「いつもの睡眠時間」を確保することが大事です。免疫を下げないためには、ストレスをためないことも重要です。ワクチンも感染の可能性を低くし、発症しても重い症状になることを防ぎます。

「高頻度接触部位」の除菌がカギ

私は「高頻度接触部位」と呼んでいますが、ドアノブやテーブルの上、リモコンなど誰もがよく手で触れる場所を中心に除菌してください。私のクリニックでも、ドアノブや診察室の机、受付のカウンターなどのアルコール除菌を徹底して行っています。持ち込まれたウイルスが広がらないよう、家族が頻繁に接触する場所を重点的に除菌しましょう。

家庭内感染を徹底的に防ぐには、1日に少なくとも1回か2回、「高頻度接触部位」をアルコールで除菌することが大切です。特に同居する家族に少しでも具合が悪い人がいる時は、しっかり除菌を行いましょう。幼いお子さんがいるご家庭で、もし親御さんの具合が悪くなった時には、お子さんへの感染を防ぐためにお子さんが手で触れる場所を除菌してください。また部屋の換気はなるべく1時間に1回程度のペースで行いましょう。

近年、ウイルスに対する意識が高まっています。マスクを装着し手洗いやアルコールによる除菌といった新たな生活習慣は、さまざまなウイルスの感染対策としてとても有効です。私自身、専門医として、手洗いの回数を多くし、特にアルコールでの除菌を徹底しています。アルコールの消費量はみなさんに驚かれるほど多いのですが、個人的にもアルコール除菌はウイルスの感染対策でとても重要であると考えています。このほか、冬に流行するウイルスには、アルコールで除菌できないものがあり、石鹸による手洗いの回数も増やすようにしましょう。