パテック フィリップの技術とノウハウが詰まった素晴らしきタイムピース
パテック フィリップは、ジュネーヴで独立した家族経営を貫くマニュファクチュールだ。それは、完全な創作の自由を意味し、創業者アントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとジャン・アドリアン・フィリップのビジョンを忠実に、ケース、文字盤からムーブメントに至るまで、世代から世代へと技術を受け継いできた専門の熟練した職人たちによって手仕上げされている。保有する特許技術は100件以上にも及び、卓越した技術とノウハウ、そして革新性を表しているといえる。また、どんなに古いものであっても、修理・修復を受け付けている。パテック フィリップの時計そのものもまた、時を超えて世代から世代へ受け継がれていく価値あるものなのだ。
「ウォッチズ アンド ワンダーズ ジュネーブ 2021」などで発表されたパテック フィリップの新作から、3点を紹介しよう。
■ カラトラバ 6119
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「カラトラバ」は言わずと知れたパテック フィリップの人気コレクションで、ラウンド型腕時計の古典として、またパテック フィリップのスタイルを象徴する最も美しいモデルとして世界中で知られている。今年発表された新作は、ギヨシェ装飾によるベゼルを備え、コンテンポラリーな外観。新しい手巻きキャリバー30-255 PSが搭載されており、約65時間のパワーリザーブを実現した。ローズゴールド仕様の6119モデルは、ローズゴールドの指針と植字インデックスを配したグレイン仕上げのシルバー文字盤を備えている。手巻き、ローズゴールドケース、39mm、3,399,000円(税込み)。
■ 永久カレンダー 5236P
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曜日、日付、月を12時位置のパノラマ式表示窓に並べて示す永久カレンダーを搭載した新作。こうしたインライン表示は懐中時計では採用されることはあったが、小さな腕時計で実現したのは初めてだ。この複雑機構に関する3件の技術特許が出願中となっている。総サテン仕上げが施され、外に向かって濃くなるブラック・グラデーションのブルー文字盤が実に奥深く美しい。自動巻き、プラチナケース、41.3mm、14,949,000円(税込み)。
■ 年次カレンダー 4947/1A
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年次カレンダーの女性向けの新作4947/1Aは、ラウンド型カラトラバ・タイプの年次カレンダーモデルとして初めてステンレススチールケースを採用した。年次カレンダーはパテック フィリップが1996年に発明した機構で、1年に1回のみ修正を必要とする。文字盤は縦横サテン仕上げのミッドナイトブルー。高精度のムーンフェイズも搭載している。自動巻き、ステンレススチールケース、38mm、5,511,000円(税込み)。