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【PR】安心・安全なカーライフの知恵

対策は万全ですか?

いま、家族で話し合おう

  昨今、高齢ドライバーによる事故の報道が相次ぎ、年老いた親の運転を心配する人は多い。国も、一定の事故・違反歴のある高齢ドライバーを対象に免許更新時の技能検査義務化を検討するなど、事故防止策に力を入れ始めた。自動車メーカーが新車に搭載する安全運転に関する技術も飛躍的に進歩しており、安心・安全なカーライフを送るための選択肢が増えてきている。

「親の運転」読者アンケート

 警視庁によると、2018年に都内で起きた高齢ドライバー(65歳以上)による交通事故は5860件。件数自体はほぼ横ばい傾向だが、事故全体に占める高齢ドライバーの割合は18%と過去最高になった。

 こうした事態を受け、40~50歳代の読者103人に対して親の運転についての意識を尋ねた調査(※1)を実施したところ、親の運転に不安を感じている人は4分の3以上を占めた。さらに、不安を感じている人に具体的な対策について質問したところ、何らかの対策をとったり、考えたりしている人は約6割強だった。一方で、具体的な対策をあまり検討したことがない人が約3割おり、不安に感じながら、具体策を講じていない人もいる実態が浮き彫りになった。

 対策を講じられない理由として、「車がないと生活に支障がある場所に住んでいる」といった回答のほか、「本人(親)は若いつもりなので、話しづらい」など、家族で十分な意思疎通が図れていないケースも目立った。

 政府は一定の交通違反や事故を起こした高齢ドライバーに運転の技能検査を導入し、免許更新時に受検を義務付けることを検討している。衝突被害軽減ブレーキや、アクセルとブレーキを踏み間違えた時に加速を抑制する装置などを搭載した安全運転サポートカー(サポカー)に限定した免許を創設する方針も決めている。

 実際、安全運転に関する技術は日進月歩だ。超音波センサーやカメラの感度が向上し、ガラスの壁を障害物として認識したり、アクセルとブレーキを踏み間違えても、前方の歩行者を認識して自動でブレーキをかけたりする機能を搭載した車も販売されるようになった。

 以前は、高齢ドライバーの事故を防ぐためには免許の返納しかなかったが、サポカーの普及によって、事故防止策の選択肢は広がりつつある。官民一体となって高齢ドライバーの交通事故対策に力を入れ始めた今、年老いた親の運転について家族で話し合う、よい機会になりそうだ。

自動車評論家・竹岡圭さん

人と車が安心して共存できる社会へ

 危機を察知して、それを回避しようと行動するまでの速さは、年を取るにしたがってどうしても遅くなります。そのことを高齢ドライバーに自覚してもらいたいと思っています。そうすることで、運転が慎重になり、結果として事故を減らすことにもつながるからです。

 公共交通が整備されていない地域で生活する高齢者にとって、病院に通ったり買い物に出かけたり、自動車は必需品である場合が多いです。そのため、安全に運転できる環境を整えることが大切。高齢ドライバーから免許証を取り上げるのだけでは問題の根本的な解決にはなりません。

まずは運転能力を自覚することから

 自動車の安全性能は年々向上しています。車づくりのトレンドも「低燃費」から「安全性能」、それにつながる「自動運転」に重点が移ってきています。例えば、衝突被害軽減ブレーキは当初、車だけを認識していましたが、最近は高性能なカメラやレーダーの技術を駆使して、昼間はもちろん夜間も、自転車や歩行者も認識するようになっています。今後、人工知能によってドライバーの感情を察知し、運転のアドバイスなどをしてくれるかもしれません。

 これから高齢化が一層進む中、行政は安全に運転しやすい環境の整備に、自動車メーカーは安全により配慮した車づくりに、そして高齢ドライバーは自らの運転能力についてしっかりと自覚することに、それぞれ取り組むことで人と車が安心して共存できる社会が築けるのではないかと思っています。

●竹岡圭さん

子役モデルなどを経て、タレント&モータージャーナリストに。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、国土交通省審議会の委員などを務める。BS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE」などに出演中。2020年11月に日本で行われる世界ラリー選手権(WRC)に参加予定。


ディーラーで体験や相談を

 各社のカーディーラーでは近年、自動車販売や点検以外にも、先端技術の一つである「衝突被害軽減ブレーキ」の体験会や、運転免許証返納に関する相談会など、様々なサービスを提供している。車や運転についての悩みを抱えている人は、近くのカーディーラーへ足を運んでみてはいかがだろうか。

普及する交通事故防止対策

先進技術で安全運転を支援

 「安心な車を選びたい」と考えるなら、「サポカー」または「サポカーS」であるかどうかを基準の一つとすることがおすすめ。「サポカー」は「衝突被害軽減ブレーキ」を搭載した自動車で、すべての運転者に推奨されている。一方、「サポカーS」には衝突被害軽減ブレーキに加え、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置」等も搭載されており、特に高齢運転者向きといえる。

後付け可能な安全装置も

 「いま乗っている車に安全機能は搭載されていないが、買い替えにはまだ早い」という人は、「安全装置の後付け」を検討してみてはいかがだろうか。「踏み間違いによる加速・衝突防止装置」や「電子ミラー」など、多様な安全サポート製品が、各社から販売されている。

「車を保有しない」も選択肢

自治体による支援や特典も

  自身や家族の運転に不安を覚えている人は少なくないだろう。もしも「バスや電車、タクシーなどを使えば生活には困らない」という場合には「運転免許証の返納」も選択肢の一つだろう。返納者に「公共交通機関の割引」などの支援を行う自治体も多いので、お住まいの県や市町村のサービスをぜひ一度、確認してほしい。