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台湾エキスポ開催 日台連携の強化に期待

 11月9日(木)~11日(土)に開催する「台湾エキスポ JAPAN」(主催:台湾経済部国際貿易署 台湾貿易センター)の見どころなどについて、台湾貿易センター黄志芳(James C. F. Huang)会長が語った。
 「台湾エキスポ JAPAN」は、台湾のビジネスやテクノロジー、文化など、多彩な産業を紹介する見本市。台湾の産業界は、エキスポを通じた日台連携の強化を目指す。


台湾エキスポのこれまで、ならびに日台の経済関係について

台湾貿易センター会長 黄 志芳(James C. F. Huang) 氏 

 2017年以降、台湾貿易センターは、マレーシア、インドネシア共和国、インド、フィリピン共和国、ベトナム社会主義共和国、タイ王国、アメリカ合衆国などの11都市で、台湾エキスポを計30回開催。のべ4,600社以上の台湾企業が参加し、69万人以上が来場、18億米ドルのビジネスチャンスを生み出しました。
 日本は、台湾にとって経済、貿易の重要なパートナーであることはいうまでもありません。台湾とG7諸国との二国間貿易においては、日本はアメリカに次ぐ貿易相手です。
 コロナ禍以前の2019年には、日台間のビジネス、観光を目的とした往来は707万人に達しました。昨年4月には台湾の半導体メーカーTSMCが熊本県に工場を新設、また2022~23年の日本の自動車メーカーによる台湾製車用チップの購入額は過去最高を達成と、既に緊密な関係を築いています。


「台湾エキスポ JAPAN」の見どころは

 「台湾エキスポ JAPAN」では、デジタルトランスフォーメーション(DX)とグリーントランスフォーメーション(GX)の技術を活用した製品のご紹介に力を入れています。
 岸田文雄首相がDX、GXの推進に言及するように、日本が直面する労働力不足、人口減少、高齢化問題、エネルギー輸入依存などのさまざまな課題の解決にIoTやAIは不可欠です。
 「台湾エキスポ JAPAN」は、衣食住、交通、娯楽、教育、ビジネス、医療などあらゆる分野への台湾のテクノロジーの導入を体感いただける展示内容となっています。
 台湾のDX、GX技術が日本のさまざまな課題を解決し、皆様の生活の質の向上に役立つことをぜひ体感ください。

展示方法の特色は

 「台湾エキスポ JAPAN」は、従来の展示会の常識を打ち破る、体験型エキスポをコンセプトに掲げています。
 未来のサステナブルな生活をテーマとする「新たな世界へ」のパビリオンから始まり、我々の生活動線をたどるように設計したライフスタイルに関連するパビリオンで、台湾の最先端技術を紹介します。
 スマートホームエリアでは、スマートテクノロジーによる省エネの世界を体感ください。スマートモビリティのエリアでは、シェア電動自転車やシェア電動バイクなどをご覧いただけます。そのほか、スマートオフィス製品、スマートリテールシステム、スマート医療の展示や、台湾の蘭やグルメもぜひお楽しみください。


スマート医療の展示について

日本と同じく、少子高齢化にともなう医療を取り巻く課題に直面する台湾では、患者の生活の質の向上や、すべての年代の方の健康維持にテクノロジーが貢献しています。
 スマート医療の展示では、どこでも使えるポータブル心電図や、慢性疾患やがんのAI画像分析・診断のプラットフォーム、寝たきりの方向けのスマートマットレスなど、11の革新的なソリューションをご紹介します。
 さらに、AIとビッグデータを組み合わせることで自宅と医療機関の連携を強化し、在宅医療の質を向上する取り組みについてもぜひご注目ください。台湾では、予防から治療、ケアに至るまで、日本の医療産業界や、研究機関、行政との交流、連携を目指しています。


 コロナ禍では、台湾から日本へのマスク寄贈、日本から台湾へのワクチン提供および台湾の農産物支援が行われ、日台の友好関係は一層増進されました。「台湾エキスポ JAPAN」では、台湾の魅力ある製品をたくさんご紹介します。日本の皆様に台湾のビジネスや文化をより知っていただき、台湾をもっと好きになっていただく機会になればと思います。(Ad by TITA)

【台湾エキスポ JAPAN】
日時:11月9日(木)~11月/11日(土)10時~18時 ※最終日は17時まで
場所:新宿住友ビル三角広場(東京都新宿区西新宿2丁目6−1)
参加費:無料