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ボケてつっこんで、笑いと健康をつなげる

シニアに人気の「肩乗せ」芸

舞台で培った芸を生かして全国のシニア施設をまわっているお笑い芸人集団「よしもとお笑い介護ブ!」。“顧問”を務めるレギュラーなどに話を聞いてきましたが、今回は関西を拠点に活動する「span!」の2人が登場! 小気味よい話芸が売りの彼らだが、シニアに向けてどんな笑いをとどけているのだろう。

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水本 ちゃんと聞きとってもらえるように、ゆっくりはっきりしゃべるというのは基本ですね。

マコト おっきな声で出ていって、『おお、なんか始まったぞ』って、まずは思てもらわんと、というのもあります。

水本 みなさんの健康につながるレクリエーションに、どう笑いを融合するかを考えます。相手に勝つように頭を働かせる「後出しじゃんけん」など、よく使われるレクがありますが、そういうものでも、僕らはボケとツッコミで笑いにします。

マコト 水本くんがルールを説明して、僕がわざとまちがえて「なんでやねん」とつっこまれるみたいな。

水本 マコト君が得意な折り紙も好評です。

マコト 手先が器用なのでけっこう難しい折り紙も折れますが、シニアの方と一緒に折る時は簡単なものを選んでいます。「鶴やったら折れるで」「懐かしなあ」なんて、みなさん楽しまれています。らせん状に切れないようちぎって、どれだけ長くできるかを競うことも。折り紙の“かつらむき”って言うてます(笑)。

水本 折り紙折っても心折れるな。人生は山あり谷あり、折り紙は山折り谷折り。今日も一日折りがとう…。どうです? 人生と折り紙を重ねたオリジナルの標語、けっこう受けるんです(笑)。

マコト 水本君のおっきな肩幅を生かした芸も人気やな。

水本 「span!すごろく」というゲームを考えて、マスごとに「手を3回たたく」「赤いものといえば?」というように、みなさんにいろいろなことをやってもらうんです。その中に僕がマコト君を肩に乗せて「スクワットを10回やる」というマスがあって。これが一番受けますね(笑)

体を張った芸が人気の水本さん。シニアからは「ひさしぶりに笑った」と言われる

“もっと売れや” 僕らも糧に

水本 施設を利用することは外に出るきっかけになるのがいいですね。

マコト 家にこもりきりだと元気がなくなっていくもんやから。

水本 いろいろな施設をまわっていますが、施設ごとにカラーがちがう。施設を選ぶときは、やっぱり見学したほうがいいと思います。

マコト 名物スタッフみたいな方がいる施設は雰囲気も明るいですよね。

水本 シニアの方に「もっと売れや」と言われることがありますが、僕らにとっても糧になっている仕事です。これからもみなさんの日常に笑いというエッセンスをとどけられたらいいですね。

マコト そうやね、水本くんが、めっちゃ汗かきながらスクワットやってる姿にクスッとでも笑ってもらったり(笑)、僕らの笑いで、笑顔の人が増えたらいいなと思います。

「『よしもとお笑い介護ブ!』のメンバーで全国のシニアを笑かしたい」とマコトさん

夢は「介護フェス」

「よしもとお笑い介護ブ!」は、もともと水本さんの発案で結成された。吉本興業には各都道府県で活動する47人の「住みます芸人」がいる。「span!」は大阪府の「住みます芸人」だが、そのネットワークを生かして何かできることはないか考えたのがきっかけだ。他の「住みます芸人」や後輩芸人を募り、シニアの前でレクリエーションを行うスキルなどを教えている。ピンチヒッターで他地域の施設に行くこともあるという。

マコトさんが「僕らが先陣となって活動を広げていきたい!」といえば、水本さんは、「いずれは全国の『介護ブ員』が一堂に会した『介護フェス』をやりたい!」と語る。

span! 水本健一(左)/マコト
2004年にコンビ結成。09年に第7回MBS新世代漫才アワード優勝。大阪府住みます芸人。
水本はレクリエーション介護士2級、マコトは一般社団法人日本折紙協会認定折紙講師の資格を取得。

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