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教えます!施設の情報収集から入居まで ー施設見学は夏前にー

▶介護施設の情報収集のコツと、見学にオススメな時期をLIFULL 介護編集長小菅が解説

LIFULL介護 編集長/介護施設入居コンサルタント
小菅 秀樹 さん
老人ホーム、介護施設の入居相談員として1500件以上の入居相談に対応。入居相談コールセンターの管理者を経て現職。「メディアの力で高齢期の常識を変える」をモットーに、介護コンテンツの制作、寄稿、登壇。YouTubeやX(旧Twitter)でも介護の情報発信を行う。

様々なエリアのお住まいをご覧いただけます。
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ゴールデンウィークは帰省により、高齢の家族の身体状態の変化に気付く人が増える時期です。施設への入居がすぐに必要でなくとも、事前に情報を集めておくことは非常に重要です。今回は、その情報収集のコツについてお伝えします。

情報収集から入居までのステップ

1.資料取り寄せ

介護施設の資料は、ウェブサイトや電話で簡単に取り寄せることができます。資料には詳しい料金説明や、レクリエーション、機能訓練、イベント、一ヶ月の食事メニューなども同封されています。施設の公式サイトから1件1件取り寄せる人もいますが、効率のよい方は老人ホーム検索サイトや新聞広告などの情報を基にまとめて資料を取り寄せています。しかし、資料だけでは情報が限られています。そのため、老人ホーム検索サイトなどのインターネット上の情報を基にいくつかの施設を選び、見学時に現地で資料を受け取り、詳しい説明を聞く人が増えています。

2.施設見学

介護施設の情報収集で一番大切なステップは見学です。どれだけ立地や建物が良くても、それだけで入居する介護施設は決められません。介護は人の手によって行われるため、必ず見学でどんな人たちがどのようなサービスを提供しているかを確認しましょう。「介護サービスを提供する」という点では、どの施設も同じように見えますが、サービス品質は千差万別。そのため、見学をして運営会社の理念や介護技術がどのようにスタッフへ教育されているか。また、入居者に対するスタッフの接し方などを、直接確認することが大切です。

3.体験入居

「お試し入居」とも呼ばれるこの方法は、多くの老人ホームで実施されており、契約前の最終判断をおこなうことが目的です。「要望したサービスが提供されているか」「食事の好みが合うか」「快適に過ごせる場所であるか」などを、入居する本人の感想も踏まえて判断しましょう。

4.入居契約

見学や体験入居で問題がなければ、入居契約を結びます。契約の際に細かい説明があるので、納得のうえ署名・捺印をします。お金についてはトラブルになることが多いため、毎月の基本料金以外にどのような費用が発生するのか、入居一時金の返還規定、退去後の原状回復費用なども確認しておきましょう。

施設の情報収集では「見学」がとても重要

資料の情報に比べて実際の見学で得られる情報はとても多く、入居後に後悔しないためにも見学を外すことはできません。見学では現在入居している方々やスタッフ達の様子が確認でき、資料ではわからない施設全体の雰囲気を感じることができます。これは、家族や自分自身に合う施設なのかを判断するうえでとても重要な要素となります。

施設見学のコツ

1.数日前に予約する

急な訪問では、担当者不在や他の見学者対応で十分な説明が聞けない可能性があります。事前に予約して知りたい情報が説明できる担当者をつけてもらいましょう。

2.なるべく2~3人で行く

1人だけでは見落とすこともあるため、複数名の視点を取り入れられると情報も集めやすくなります。

3.複数施設を見学して比較する

施設の特徴を把握するためにも、最低3施設ほど見学して比較するといいでしょう。どの施設も一長一短あり、比較することでその特徴が見えてきます。

4.昼食やレクリエーションの時間帯に見学する

入居者やスタッフの様子が見える時間帯なので、施設の雰囲気がわかりやすいでしょう。また、食事の試食は大抵のホームで受け付けています。見学予約の際に「試食希望」とお伝えください。食事の内容もそのホームの考え方や工夫が表れます。

見学時にチェックすべき4つのポイント

1.建物

居室や共用部の確認はもちろん、「清掃が行き届いているか」も忘れずに確認しましょう。また、入居後は定期的に訪問することになると思いますので、アクセスしやすい立地であるかを確認してください。公園など、一緒にお散歩できる所や、スーパーやコンビニが近くにあれば便利です。

2.スタッフ

スタッフの質がサービスの質と言っても過言ではありません。 教育体制や採用状況などもチェックしましょう。採用や離職状況は、スタッフの対応に余裕が見えるかが1つの判断材料となるでしょう。

3.医療連携・リハビリ

多くの老人ホームには提携している医療機関があります。定期的な健康管理の方法や緊急時の対応について確認しましょう。また、介護予防や機能訓練のプログラムがどのように組まれているかも重要です。これらの体制が整っているかをチェックしましょう。

4.契約内容

入居後の後悔やトラブルを避けるため、契約内容の確認も重要です。特に、退去要件や資料に記載されていない追加費用についても、あらかじめ確認しておくと安心です。

施設見学は「夏が来る前」がオススメ

夏場は熱中症や脱水症状のリスクが特に高まり、高齢者は体調を崩しやすくなります。短期間の入院でさえ、身体機能の低下を招き、退院時に慌てて介護施設を探すケースも少なくありません。そのため、夏が本格化する前に、介護施設について少しずつでも情報を集めておくことが重要です。施設での暮らしぶりを知るには見学が最適です。複数の施設を見学し、気に入ったところが見つかれば、入居を考えている家族にもその施設を見てもらうと、より現実的なイメージが湧くでしょう。

入居に関するお悩みや疑問、相談は
ライフル介護 0120-991-427(9時〜18時)
※広告掲載の施設に関しては各施設に直接お問い合わせください。

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