新春は、温暖な気候と近畿圏からのアクセスも良好な香川県への旅はいかがでしょうか。「仕事で県外から帰ってきた時も、瀬戸大橋など海の風景、地元の山が視界に入ってきた途端にホッとします。うどんだけでなく、ほかにも見どころがいろいろあるんですよ」と地元愛にあふれるフリーアナウンサー中野美奈子さんに、香川県の魅力をたっぷりお話しいただきました。
海の神様を祭った香川県のパワースポット 金刀比羅宮
「こんぴらふねふね……」と民謡にも歌われた「こんぴらさん」。正式には「金刀比羅宮」といい、その昔は伊勢神宮に次ぐ、庶民の「あこがれの聖地」でもありました。
香川県で生まれ育った中野さんにとっても「こんぴらさん」は特別な存在だといいます。「魚市場の仕事をしていた祖父に小さい頃からよく連れてきてもらいました。後で知ったのですが、海の神さまが祭られているのですね。海上安全を祈願して、大型船のスクリューをイメージしたオブジェも奉納されていますよ」
さて、こんぴらさんといえば、御本宮まで785段も続く石段も特徴です。「大変なんですけれど1段ずつ上るうちに、なぜか不思議な力が湧いてきます。私にとってのパワースポットです」
時には、御本宮からさらに583段上ったところにある厳魂神社までお参りすることもあるのだとか。「威徳巖という断崖につくられたてんぐの彫物も見ごたえがあるので、ぜひ頑張って(笑)行っていただきたいです」
香川県で生まれ育った中野さんにとっても「こんぴらさん」は特別な存在だといいます。「魚市場の仕事をしていた祖父に小さい頃からよく連れてきてもらいました。後で知ったのですが、海の神さまが祭られているのですね。海上安全を祈願して、大型船のスクリューをイメージしたオブジェも奉納されていますよ」
さて、こんぴらさんといえば、御本宮まで785段も続く石段も特徴です。「大変なんですけれど1段ずつ上るうちに、なぜか不思議な力が湧いてきます。私にとってのパワースポットです」
時には、御本宮からさらに583段上ったところにある厳魂神社までお参りすることもあるのだとか。「威徳巖という断崖につくられたてんぐの彫物も見ごたえがあるので、ぜひ頑張って(笑)行っていただきたいです」
参詣の記念にと中野さんがすすめるのは、飼い主の代わりにお参りしたと伝わる「こんぴら狗(いぬ)」がモチーフの「幸福の黄色いお守り+ミニこんぴら狗」です。「うちの子もこんぴら狗を目指して上りきってくれました。参道にも魅力的なお店がたくさんあるので楽しんでくださいね」
ぐるっとまるごと四国の海を紹介 四国水族館
金刀比羅宮と同じく、中野さんが家族でたびたび訪れるスポットの一つが四国水族館です。四国各地の水景をテーマにした水族館で、エリアごとに水槽を設けて海の生きものを紹介しています。
「この水族館をとても身近に感じるのは、食卓にも並ぶような四国近海の魚が見られるからかもしれません。子どもたちとも『このお魚って、思っていたより泳ぐのが速いね』と盛り上がります」
特に好きな場所は、四国の南岸を流れる世界最大の暖流・黒潮を表現した「綿津見の景」という中野さん。四国最大級となる650㎥水槽の中で、飼育が難しいとされるカツオ類がいきいきと泳ぎ、雄大な水景を見事に再現しています。
「訪れる度に、新しい魅力を発見できます。のんびりした『瀬戸内海のヌシの景』もいいですよ。コブダイがかわいいんです(笑)」。なわばりで暮らし、あまり泳ぎ回ることのない主(ぬし)たちが、テトラポットを配したユーモラスな水槽で潜んでいる姿もぜひ見てほしいといいます。
「この水族館をとても身近に感じるのは、食卓にも並ぶような四国近海の魚が見られるからかもしれません。子どもたちとも『このお魚って、思っていたより泳ぐのが速いね』と盛り上がります」
特に好きな場所は、四国の南岸を流れる世界最大の暖流・黒潮を表現した「綿津見の景」という中野さん。四国最大級となる650㎥水槽の中で、飼育が難しいとされるカツオ類がいきいきと泳ぎ、雄大な水景を見事に再現しています。
「訪れる度に、新しい魅力を発見できます。のんびりした『瀬戸内海のヌシの景』もいいですよ。コブダイがかわいいんです(笑)」。なわばりで暮らし、あまり泳ぎ回ることのない主(ぬし)たちが、テトラポットを配したユーモラスな水槽で潜んでいる姿もぜひ見てほしいといいます。
映えスポットとして欠かせないのは、2階の海豚プールです。「夕日が沈む瀬戸内海をバックにジャンプするイルカたちの姿に、毎回、胸がときめきます」
そして今、注目を集めるのが2024年2月29日まで開催中の干支展「UTA ZOO~2024 辰~」です。来年の干支「辰」にちなんで金刀比羅宮に伝説が残る「龍」と、龍と似た特徴を持った生きもの「ワニ」を様々な角度で比較しています。
太古のワニ「マチカネワニ」の化石、頭骨のレプリカ、8mにもなる再現イラストをはじめ、普段は非公開である金刀比羅宮の「天井龍図」を実寸大で再現したパネル=メイン写真=が早くも話題を呼んでいます。「天井龍図」は金刀比羅宮にゆかりのある画家・冷泉為恭の大作で、漁師たちが信仰した琴平山の山頂に住む龍神を力強く表現しています。
そして今、注目を集めるのが2024年2月29日まで開催中の干支展「UTA ZOO~2024 辰~」です。来年の干支「辰」にちなんで金刀比羅宮に伝説が残る「龍」と、龍と似た特徴を持った生きもの「ワニ」を様々な角度で比較しています。
太古のワニ「マチカネワニ」の化石、頭骨のレプリカ、8mにもなる再現イラストをはじめ、普段は非公開である金刀比羅宮の「天井龍図」を実寸大で再現したパネル=メイン写真=が早くも話題を呼んでいます。「天井龍図」は金刀比羅宮にゆかりのある画家・冷泉為恭の大作で、漁師たちが信仰した琴平山の山頂に住む龍神を力強く表現しています。
「この企画展で、こんぴらさんの龍伝説も改めて詳しく知ることができました」と満足げな中野さん。「逆鱗に触れるの『逆鱗』は、龍にもワニにもある体の一部だったんですね! すごく勉強になります」
「龍のフォトスポット」で記念撮影をした後は、おみやげのチェックも欠かせません。今年は「干支展UTA ZOO~2024辰~特別デザイン魚朱印」をはじめ、おみくじ・干支鈴など新年にちなんだグッズが満載。「四国水族館とこんぴらさんがコラボした御朱印、これはレアですね。ぜひほしいです」と笑顔で話す中野さんでした。
「龍のフォトスポット」で記念撮影をした後は、おみやげのチェックも欠かせません。今年は「干支展UTA ZOO~2024辰~特別デザイン魚朱印」をはじめ、おみくじ・干支鈴など新年にちなんだグッズが満載。「四国水族館とこんぴらさんがコラボした御朱印、これはレアですね。ぜひほしいです」と笑顔で話す中野さんでした。