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マイナ保険証でつくる未来の医療

〈マイナ保険証は医療DXのパスポート〉

今年の12月2日から、紙の保険証の新規発行は終了し、マイナンバーカードを保険証として利用する「マイナ保険証」での受診が基本になります。今後の医療DXのパスポートであるマイナ保険証。マイナ保険証によって医療はどう変わるのか、俳優の内藤剛志さんと武見敬三厚生労働大臣が語り合いました。

いつもの通院も、初めての医療機関も、もっと便利で安心に

内藤氏(以下、内藤) 私自身、マイナ保険証を利用していますが、医療機関の窓口にあるカードリーダーでの受付はとても簡単ですね。マイナ保険証にはほかにどんなメリットがあるのでしょうか?

武見大臣(以下、武見) マイナ保険証によって、医療機関や薬局で、患者さんが服用しているお薬や健診の結果などをオンラインで確認できます。服用する薬などの情報を自分で伝えるのはなかなか大変ですが、マイナ保険証なら、そうした情報を正確に共有できます。

内藤 私はドラマや映画の撮影で各地に滞在することが多く、滞在先で初めての医療機関にかかるのには不安がありました。なじみのない街でも安心して診療を受けられるのは助かりますね。紙の保険証の発行が終了したら、マイナンバーカードを持っていない人はどうなるのでしょうか。

武見 現在の保険証は12月2日以降も最長1年間有効です。また、マイナンバーカードをお持ちでない方や、持っていても保険証の登録を行っていない方には『資格確認書』が交付されますので、今までどおり全国の医療機関で受診していただけます。

内藤 それを聞いて安心しました。デジタル化は今後ますます進んで、便利や安心が広がっていくでしょうから、使ってみて、早く慣れることが大事ですね。

安心してご利用いただけるよう、データ全体を総点検

内藤 個人情報を見られてしまう不安などから、マイナ保険証の利用をためらっている方もいらっしゃるのかなと感じています。

武見 昨年春に、別人へのひも付け誤り等の報道があり、ご心配をおかけしました。すでに全保険者による自主点検に加えて、登録済みデータ全体を総点検し、住民基本台帳の情報との照合・確認作業を完了しました。新たな登録データを自動照合するチェックシステムも導入しており、安心してご利用いただきたいと思います。

内藤 落としたりすると心配だから、紙の保険証のままでいい、という声も聞くことがありますが?

武見 マイナンバーカードの本体に健康・医療情報は記録されません。また、万一紛失しても、情報にアクセスするには顔認証もしくは暗証番号が必要ですから、他人が利用することはできません。一方、紙の保険証では、プライバシーの問題もあり、お薬や健診情報をお医者さんや薬剤師さんと共有することはできません。来年度にはマイナ保険証の機能のスマホ搭載が始まり、利用できる医療機関も増えていく予定です。

医療DXにより増えていくマイナ保険証のメリット

内藤 政府が今、力を入れているという医療DXによって、どのようなことが期待できますか?

武見 昨年、電子処方箋がスタートし、薬剤情報がリアルタイムで共有されるようになりました。併せて、来年度には電子カルテの情報を全国の医療機関で確認できる仕組みも始まり、お一人おひとりに最適な医療を提供することはもちろん、集積したデータを分析・活用して、病気の早期発見や重症化予防につなげることができます。より高度な治療法の開発も加速するでしょう。

内藤 デジタルの力で日本の医療が底上げされる。そのメリットを最大限に活用するには、マイナ保険証が必要なのですね。

武見 そのとおりです。さらに現在、マイナ保険証の読み取り機を救急車に順次設置しています。また、今年の秋からは、救急搬送時に意識がない状態でも、マイナ保険証があれば、より早く適切な処置を受けられるようになります。

内藤 医療DXが進むことで、マイナ保険証のメリットも大きくなっていくということですね。

武見 少子高齢社会を迎え、今後、医療や介護の担い手が減少する中で、国民のみなさんの健康を支えていくには、デジタルの力が不可欠なのです。

内藤 ただ便利になるのではなく、この先の医療を変え、いつかの自分のために生かされると考えれば、一人ひとりにとって大きな意味がありますね。今後のさらなる進化に期待しています。