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【日本パレットレンタル】納品伝票電子化・共有システム
「epal DD Plus」の提供を開始

 
 日本パレットレンタル株式会社(JPR)は、納品伝票・パレット伝票電子化・共有化サービス「epal DD Plus」(イーパルディーディープラス)の提供を9月28日より開始しました。「epal DD Plus」は、製品を輸配送する際に発行される納品伝票を電子化・共有化し、発荷主、着荷主と物流事業者の業務効率化と生産性向上を実現するサービスです。

日本パレットレンタル(JPR)とは

 日本パレットレンタルは、物流用パレットのレンタル事業を中心とした「モノの流れを最適化するサービスカンパニー」です。パレットとは、物品の積み下ろしや入出庫といった荷役作業、輸送、保管に用いられる荷役台です。パレットに複数の荷物を積んだ状態で、フォークリフトなどでパレットごと荷物を運搬することが出来ます。物流の現場において欠かすことの出来ない存在で、物流を効率化するためのキーアイテムです。
 1971年の創業以来、パレットを通じて「物流に携わる人々を重労働から解放したい」という思いと一緒に標準化したパレットを社会全体でシェアする『共同利用』の仕組みを構築してきました。

納品伝票の電子化により、煩雑な作業を効率化

 物流現場では、紙伝票に起因する様々な煩雑な業務が発生しています。例えば、出荷側では、伝票を印刷、切り離し、さらに得意先・車両ごとに伝票を仕分ける作業、入荷側でも、受け取った伝票と自社データを目視で照合するような作業が発生しています。紙に印字されている情報をデジタルデータとして送受信することで、人手に頼っていた作業を効率化することができます。

電子化された情報で、トラックドライバーの負担を軽減

 物流業界では、慢性的な労働力不足が問題となっており、とりわけトラックドライバーの時間外労働が制限される「2024年問題」を控え、さらなる人手不足が懸念されています。
 電子化された納品伝票のデータを活用することで、運転以外にも多くの時間を費やしているドライバーの長時間労働の緩和につながります。従来は紙に印字されていた伝票情報に賞味期限等の情報を付加したASN(ASN/ Advanced Shipping Notice)を作成し検品作業を不要にすることで、ドライバーの手待ち・検品・手続き時間を1日あたり約10%から約36%短縮することが可能です。(出典:デジタルロジスティクス推進協議会納品伝票電子化検討分化会『納品伝票電子化実証実験報告書』2021年11月 監修公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会)
 
 さらに、「epal DD Plus」では、パレットの個体番号と積載物を紐づけた情報を取り扱うことも可能です。車両単位で生成される伝票情報をデジタル化することに加え、賞味期限情報などを追加、さらにはパレットと積載物の紐づけも見据えた拡張性のあるシステムです

国土交通省 トラック輸送状況の実態調査結果(全体版)(令和3年)の大型車数値を参考に日本パレットレンタル(株)作成

納品伝票の電子化が普及しない理由とは?

 物流課題の解決につながる納品伝票の電子化ですが、未だ一般的に普及しているとは言えません。その背景には、標準的なデータフォーマットや運用が定められていないことがあります。取引先毎に異なるデータフォーマットが指定されると、個別対応に時間とコストがかかるため、導入判断が慎重になっていました。

「epal DD Plus」の3つの特徴

(1)標準フォーマットへの対応
 一般社団法人 日本加工食品卸協会が承認した標準フォーマット『事前出荷通知情報』に準拠したフォーマットや項目を使用しており、汎用性を担保しています。
「epal DD Plus」は、利用者の抱えるデータフォーマットの乱立、システム投資や負荷増大の不安を解消します。
(2)約14,000の物流拠点が利用するレンタルパレットシステムと連携
 JPRのレンタルパレットを利用する企業に提供しているWeb物流機器在庫管理システム「epal(イーパル)」。現在、約14,000の物流拠点で利用されています。レンタルパレットの利用企業は「epal」を通じてパレットの移動情報をJPRに通知しています。これまで、紙のパレット伝票を使用していましたが、パレット伝票電子化ソリューションである「epal DD」の利用も進んでいます。「epal DD Plus」は、この「epal」および「epal DD」のネットワークに連携しており、納品伝票データの送受信とレンタルパレットの受け払いがワンストップで完結するようになり、物流現場の負荷軽減につながります。
(3)既存システムとの調和
 「epal DD Plus」は、標準に準拠した他のサービスとのデータ連携に順次対応予定です。「epal DD Plus」を通じて、多様なシステムやサービスが連携して成り立っている現代の物流に調和し、異業種の企業、異なるサービスを利用している企業ともつながることができます。例えば、多数の企業が接続している既存のプラットフォームに「epal DD Plus」を連携、ASNを作成し、既存のプラットフォームを介して交換するような利用方法も考えられます。

「epal DD Plus」は、企業にとって導入リスクが少なくメリットの多い選択肢となります


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