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母の介護で得た教訓 お金のことや心がまえ、準備の大切さを実感


新田 恵利さん
にった・えり
1985年「おニャン子クラブ」メンバーとしてデビュー。
現在はタレント、エッセイスト。2023年より淑徳大学総合福祉学部客員教授。
母を自宅介護した6年半を綴った『悔いなし介護』を21年上梓。

突然始まった母の介護。かかる費用も自分の心や体への負担も介護に直面して初めてわかりました。
その経験は、私たち夫婦の"これから"を考えるきっかけになりました

歩けなくなった母を見て、 大パニックに

母は85歳の時、骨折で入院しました。退院日に迎えに行くと、歩けないどころか立ち上がれない母がいたのです。そんな状態になっていることをそこで初めて知り、私は大パニックになりました。母を家に連れて帰ってきたものの、どうしたらいいのかわからない。それまで何度か骨折してはいましたが、まさかここまで急に介護が始まるとは…。

その日のうちに市役所に行って、状況を説明して、紹介された地域包括支援センターに電話したら、すぐにケアマネージャーさんが家まで来てくださいました。

「母が歩けなくなって、立てなくなって、どうしたらいいですか?」「大変ですね。でも、大丈夫ですよ。一緒にがんばりましょう」。この温かい言葉に、それまで止まっていた血液が流れ始めたような気がしました。

その日は、要介護の認定を受けることから始まり、独身の兄が私たち夫婦と母とで住む二世帯住宅に同居することがスムーズに決まったので、在宅介護を選ぶことにしました。母の要介護度が進むことを想定して施設についても調べたのですが、近隣だと少なくとも月に20万円はかかることがわかりました。実際は、母の介護は在宅でできる範囲で済んだのですが、もし施設となったら、母は年金がなかったので、その費用はすべて私が負担することになったと思います。

施設代以外にも、日常的に、例えば介護タクシー代なども回数がかさむとそれなりの金額になります。介護にかかるお金について、実際に直面すると、一気に自分ごととして考えざるをえませんでした。

自分自身の介護について 夫婦で話し合っています

6年半の介護の末、母は92歳で亡くなりました。在宅介護は大変なこともあったけれど、母は認知症の進行が緩やかだったので、親子でたくさん話すことができたのは幸せでした。介護の中心だった兄は介護関係の仕事に転職し、近くヘルパーの資格を取る予定です。

最近、私と夫は「私たちの介護費用は私たちで用意しておこう」と、民間の介護保険を調べ始めました。子どものいない私たちは、施設介護になる可能性が高いからです。調べてみると介護開始時に一時金が支払われるもの、年金のように継続して支払われるものなど、種類もいろいろあるようです。

もちろん、自分自身の介護費用として備えるのですが、そのなかから介護を支えてくれる親族などへのねぎらいとして、美味しいものや旅行のプレゼントなどができたらいいなと。介護者は自分の時間も削られ、終わりの見えない毎日に疲労がたまっていきます。だからこそ、ちょっとした心遣いが本当にうれしい。これも、自分が経験しなければ気づけなかった視点だと思っています。

大学の講義で伝えたいことは
親とのコミュニケーションの大切さ

母の介護で経験したことをブログに書いていたのをきっかけに、講演のお仕事をいただくようになりました。最初は、私の介護生活の始まりが交通事故のように突然だったので、「他人事じゃないよ、いつくるかわからないよ」と伝えようと思っていました。

講演を始めて驚いたのは、親の介護に対して不安に思っている方々がとても多いことでした。自分の心身への負担はどのくらいかかるのか、自分の時間がなくなってしまうのではないか、経済的な負担はどうなるのか……心配は尽きないのです。

さらに、この春から淑徳大学総合福祉学部で客員教授として講義をすることになりました。学生たちは介護職を目指す人が中心ですが、核家族で祖父母とは一緒に暮らしていないという人がほとんどです。

私の授業では、自分が経験した介護体験の生の声を伝えたいと思っています。根底にあるのは、親とのコミュニケーションの大切さを知ってほしいという思いです。授業後の感想に、「ずっと親に電話していなかったけど、電話してみます」「今度の休みに一緒に買い物に行きます」「会話を増やします」などという内容が書かれていると、うれしいですね。

介護についての講演をはじめた8年前は、聴きにいらっしゃるのは高齢の方々でしたが、今はまさに伝えていきたいと思っていた同世代の方々が増えてきました。世間的にも介護が身近な問題であるという認識が広まってきているのでしょう。

このようにさまざまな新しい展開が始まったのは、母から私への贈り物でしょうか。少しでも多くの方が、私のように親の介護をやり遂げて「悔いなし」と思えるよう、お手伝いできればと思っています。

「 在宅介護は

大変なこともあったけれど

親子でたくさん

話すことができたのは

幸せでした 」

介護の〝選択の幅〟を広げるために備えたいことは?

ファイナンシャルプランナー
黒田 尚子さん
くろだ・なおこ
CFP®認定者、患者家計サポート協会顧問。
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親の介護費用は、親自身の資産、年金などで賄うのが基本です。しかし、要介護度や期間は事前にわかりません。会社員だった父親が亡くなると、専業主婦の母親が受け取る遺族年金は、平均的に夫婦で22万円以上受給していた額が約13万円になるなど、大きく減ってしまうのです。親御さんの居住地の介護保険内容を調べ、サービスの情報を集める、親御さんの希望を聞き、費用はどうするのか確認しておく、などはとても大事。そのうえで不足する分はどうするか――。

私が相談者の話を聞き、民間の介護保険で特に備えておくほうが良いと思うのは、「要介護リスクが高い」「年金や資産が少ない」「介護を担う人が少ない」といったケースです。預貯金が少なくて毎月の保険料を負担に感じるという人ほど、実際の介護で費用が重くのしかかる可能性が高い。費用があれば介護の 選択の幅 を広げることもできます。ご自身の将来を守るためにも、「民間の介護保険を検討してみては?」とお話ししています。

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取材・構成:婦人公論 女性の生き方研究所