西オーストラリア州は、オーストラリア大陸の約3分の1の広さを占めるオーストラリア最大の州。その面積は日本の約7倍にも及びます。州都・パースは、雄大な自然と近代的な街並みの調和が心地良く、訪れる旅人たちを癒しの旅へと誘います。特に8~11月は、西オーストラリア州の象徴ともいえるワイルドフラワーが見ごろを迎え、パースに行くにはもってこいの時期。夏休みやシルバーウィークの旅行に、子どもから大人まで楽しめるパースのおすすめの観光スポットをご紹介します。
近代的で美しい街並みと大自然が融合する都市
オーストラリアは、アクセスの良さや日本との時差の少なさ、為替の影響が比較的少ないことなどから、海外旅行初心者にもおすすめの観光地。そんなオーストラリアでいま注目の都市が、西オーストラリア州の州都・パースです。
「世界で最も住みたい街」のひとつと呼ばれることも多いパースは、一年を通して温暖な気候に恵まれ、インド洋の美しい海と広大な青空の間に、近代的で美しい街並みが広がります。街の中心を悠々と流れるスワンリバーはゆったりとした時間の流れを感じさせ、訪れた人の心を解きほぐします。
パースには、多くのショップ・レストランが立ち並ぶ中心部「シティ」のほか、若者で賑わう歓楽街「ノースブリッジ」、沿岸部の閑静な街「コースト」、自然が広がる郊外「ヒルズ」、中世ヨーロッパの雰囲気が漂う港町「フリーマントル」など、多くの観光エリアがあります。また、フリーマントルのさらに西側まで足を延ばせば「ロットネスト島」や、幻想的な奇石群「ピナクルズ」など、雄大な自然に出会えるのも魅力です。
子どもから大人まで楽しみが尽きないパース
美しい景観や大自然はもちろん、多彩なレジャーやアクティビティなど、子どもから大人まで楽しめるスポットもパースには盛りだくさんです。ファミリーで訪れる方、シニアの方に特に人気の観光プランをご紹介します。
①ロットネスト島でクオッカと一緒にスマイル!
パース沖合のインド洋に浮かぶ小さな島「ロットネスト島」は、島全土がA級自然保護指定国立公園に指定されており、エメラルドグリーンの美しい海と白い砂浜が人気の観光スポット。いつも笑っているような口元から “世界一幸せな動物”と呼ばれる、オーストラリア固有種の「クオッカ」が出迎えてくれます。
②国立公園でコアラやカンガルーを間近に観察
パース中心部から車で北へ40分の場所に位置する「ヤンチャップ国立公園」は、西オーストラリア州最古の国立公園。コアラやカンガルーなどオーストラリアを代表する動物が自然に近い形で飼育されており、間近で観察することができます。鍾乳洞ツアーやアスレチックなどのアクティビティも豊富です。
③ピナクルズのサンセットをバックに記念撮影
パースの北にある「ナンバン国立公園」の砂漠には、無数の奇石が立ち並ぶ奇石群「ピナクルズ」があります。夕日に照らされた幻想的なピナクルズを背景に記念撮影すれば、一生の思い出になること間違いなしです。日没後には、息をのむほど美しい星空を見ることができます。
④ボートでイルカ探しの旅に出発
西はインド洋、南は南極海に面している西オーストラリア州は、美しい海岸線やサンゴ礁に恵まれ、多様な海洋生物を見ることができます。パースの南に位置するリゾート地「ロッキンハム」には200匹以上の野生のイルカが生息し、イルカウォッチングのツアーも多数。イルカと一緒に泳ぐことができるツアーもあります。イルカたちと触れ合う貴重な経験が待っています。
■歴史・文化に触れ、美しい景気に感動!シニアにおすすめの観光プラン
①フリーマントルマーケットでショッピング
開拓時代に建てられたコロニアル調の建物が立ち並ぶ港町「フリーマントル」。レトロな街並みと流行が融合した、この街ならではの魅力を体感しながらのショッピングはいかがでしょうか。毎週金~日曜日に開催されるマーケットは、生鮮食品をはじめ、民芸品やハンドクラフトなどのお土産も充実しています。
②先住民・アボリジナルピープルの軌跡を辿る
パース中心部からほど近い「キングスパーク」では、先住民・アボリジナルピープルのガイドが率いる、ウォーキングツアーが楽しめます。アボリジナルピープルが、かつて食料や薬、道具などに使用していた植物や木など、生活の痕跡が多く残る場所を散策し、そのルーツを辿ってみましょう。
③歩いて発見!街を彩るアートの数々
街を歩けばアートに出会う街、パース。ふらりと散歩に出かければ、印象的な作品に心奪われるかもしれません。パース駅を出てすぐ、ひときわ目を引くグリーンのオブジェ「グリーン•カクタス」はサボテンをテーマにした作品(左)。フリーマントルでは、いたるところにストリートアートが見られます(右)。
④海の街が誇る新鮮なシーフードを味わう
ワイルドフラワーで心を癒す
ワイルドフラワーとは、さまざまな自然環境に自生する野生の花々のこと。西オーストラリア州では、毎年約12,000種のワイルドフラワーが咲き、そのうち約8割が固有種です。この地ならではの独特の花々が多く、カンガルーの前足に似ているレッド・アンド・グリーン・カンガルー・ポーなど、ユニークな形や鮮やかな色に知れば知るほど魅了されます。
ワイルドフラワーは、早い場所では7月中旬に咲きはじめ、8~11月中旬ごろに見ごろを迎えます。パース近郊でワイルドフラワーが楽しめるおすすめスポットをご紹介します。
①キングスパーク
約400haの広大な園内には植物園や温室があり、ここだけで1,700種ものワイルドフラワーを見ることができます。毎年9月に開催されるワイルドフラワーフェスティバルでは、西オーストラリア全域から約3,000種の花が一堂に会し、園内が色とりどりの花々でいっぱいに。ガイド付きのワイルドフラワーツアーやパーク内のカフェやレストランとコラボしたイベントなども盛況です。
②ロットネスト島
A級自然保護指定国立公園であるロットネスト島では、季節を迎えるとこの島固有のコースタル・グラウンドセルやロットネスト・アイランド・デイジーが咲きます。11月ごろに最盛期を迎えるロットネスト・アイランド・デイジーの特徴は、やさしい紫色の花びら。風を受けてゆらゆらと揺れる姿と、広がる青い海と空の美しさは、心が洗われるかのようです。
③エバーラスティング街道
パースを北上するエバーラスティング街道の見どころは、カラフルな花々が道沿いに広がるフラワーカーペット。街道の最北部に当たるモラワやムレワ、コールシーム自然保護区などは、西オーストラリア州におけるワイルドフラワーの中心地とも言われ、辺り一面がピンクや黄色、白に染まる圧巻の風景が広がります。バンクシアやアカシア、カンガルー・ポーなど、原野に咲く可憐な花々が旅を忘れられないものにしてくれます。
シンガポール航空は、東京(羽田・成田)、名古屋、大阪、福岡の4都市に就航。シンガポールを経由し、日本とオーストラリアを豊富な便数で快適に結んでいます。そのため、フライトの組み合わせも自由。自分のスケジュールに合わせてプランができます。お子さまやシニアの方が経由地でリフレッシュが出来るのは、経由便ならではのメリットです。また、見逃せないのは、機内Wi-Fi。ビジネスクラス以上なら、無料で利用が可能です。シンガポール航空グループのリワードプログラムに入会するとプレミアムエコノミークラス、エコノミークラス利用時にも、無制限のWi-Fiが無料になります。フライト中にもメッセージを送ったり、西オーストラリア州のみどころをチェックしたりと、フライト時間の過ごし方が広がります
日本語で楽しめる機内エンターテインメントも豊富です。さらに、気になる機内食のメニューは、環境にもやさしいデジタルメニューでチェックしましょう。お子さまメニューなどの特別食も事前に選択が出来ます。
快適、便利なシンガポール航空で、パースへ思いのままに楽しむ旅に出ましょう。