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早大野球部 シカゴ大との絆、72年ぶりに復活

試合後、握手して健闘を称えあう選手ら=西武ドーム

 早稲田大学野球部とシカゴ大学野球部の72年ぶりとなる交流戦が、3月23日から25日にかけて、広島、大阪、埼玉の各球場で行われました。試合は早稲田大の3戦全勝に終わりましたが、両校は勝敗を超えて、戦争という不幸な歴史により断たれた絆の復活を喜び合いました。

 早稲田大野球部は1910年、“野球”の本場であるアメリカのベースボールを学ぼうと、シカゴ大野球部を招聘。以来5年ごとに交互に両国を訪問し、1936年まで10回にわたって交流戦を行いましたが、日米間の戦争の激化により、交流は途絶えてしまいました。今回は72年前と同じく、創立125周年を機に交流戦復活を望んでいた早稲田大から働きかけて招聘が実現したもので、シカゴ大のBrian Baldea監督は「日本で野球ができて光栄。一生の思い出として、両校の友好関係を築くことができる」と話しました。

シカゴ大の選手が早稲田の帽子をかぶり、大隈庭園で記念撮影

 早稲田大のスクールカラー「えび茶色(maroon)」はシカゴ大のユニフォームの色がルーツとされ、両校の選手は同じような色をあしらったユニフォームを泥だらけにして、白熱した試合を展開。広島市民球場では地元出身の上本博紀主将(2塁手)が4安打と大活躍し、「伝統の一戦で活躍する姿を、家族に見せられてうれしい」と喜んでいました。また、広島・平和記念公園では原爆死没者慰霊碑に両校の選手が献花。斎藤佑樹投手は「同じ年の人がたくさん亡くなっている。平和な時代に野球ができることに幸せを感じます」などと、平和への願いをあらたにしていました。

 3日間にわたって行われた交流戦後、両チームは早稲田大学の大隈庭園で記念撮影をしたり、お互いの帽子をプレゼントするなどして、別れを惜しんでいました。

台湾にも遠征、交流戦

 2008年夏に台湾に開設する早稲田大学台北国際交流センター(台北事務所)を記念し、台湾との文化交流を深めようと、野球部は3月15・16日の両日、台北市内で私立中国文化大学・台北市立体育学院の各野球部と対戦。白井克彦総長が始球式を務め、早稲田大が2連勝を飾りました。また、現地の小学校で子どもたちを相手に野球教室を開催。選手らはミニゲームなどで交流を楽しんでいました。野球部が台湾遠征を初めて行ったのは1927年。今回で12回目の遠征となります。