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▼スタディ・アブロード―早稲田から世界へ―

From Waseda to USA
WASEDAからアメリカへ

渡部 真希(写真右)/政治経済学部(2010年3月卒業)

 渡部真希さんは、TSAプログラムでインディアナ州のアーラム大学に1年間留学した。英語には最初から自信がなかったと話す。「最初は講義の内容や、問われた質問など、特に授業についていくのは大変でした。最初はTOEFLスコアが低いのに出願したことを悔やんだり、愚痴ったりもしました」。しかし、学内で英語を流暢に話す留学生を見て、「言い訳はできない!」とほかの学生の何倍かけてでも、理解できるまで本を繰り返し読みなおした。「留学中は何度も後ろ向きになることがありました。でも自分自身が変わるしか解決法はありませんから」。

 ところでアーラム大学とはどんなところなのだろう? 「郊外にある学生数1,000人程度のこぢんまりとした大学です。比較的リベラルな大学として知られていて、アメリカでいち早く日本語教育や日本文化研究を始めたことで知られています。学生の10%くらいは留学生で、日本人の学生や先生もいますし、現地の学生も日本人や日本文化への理解も示してくれます」。海外生活が初めての留学生でも、とてもなじみやすい環境とのことだ。

 渡部さんは忙しい勉強の合間をぬって「アルティメットフリスビー」という、7人同士の対抗で行う、アメフトに似たスポーツクラブ活動にも参加した。「友人の車で何時間も離れた別の大学へ試合に出かけたり、遠征の夜は寝袋に入ってみんなで雑魚寝したり。クラブのメンバーと過ごした日々は忘れられない思い出です。何よりも課外活動は、語学練習のよい練習にもなりますから」。

 帰国後は本学留学センターの留学アドバイザーとして、後輩学生への助言に自らの経験を生かした。「留学期間にお世話になった方への感謝の気持ちを、きちんとした行動で還元していきたい」と考えたためだ。また、確かな技術力を持つ会社で世界中を舞台に駆け回りたいと考え、卒業した現在は株式会社日立プラントテクノロジーで働いている。「留学でのコミュニケーションには英語力だけではなく、意思を伝えようとする思いが大切です。そして何よりも充実した留学は大学や誰かが与えてくれるものではなくて、自分でつかみ取るものです」と、留学を推進力へと変換するコツを話してくれた。

(提供:早稲田ウィークリー