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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

日本に来て1年、私の決断は間違いじゃなかった!

ハウ・ユ ウェン ベネッサ/国際教養学部 2年

~シンガポールから日本へ~ 勇気を出して一歩を踏み出した1年前の私へ

 12歳の時に初めて見た日本映画が、日本語を勉強したいと思った直接のきっかけです。その時に「日本語ってなんてきれいな言語だろう」と思い、もっと知りたいという気持ちが芽生え、勉強をするようになりました。日本語学校にちゃんと通い始める1年前から、誰もいない部屋でこっそり鏡に向かって話す練習をしていました。それから1年後、祖母の勧めで中学校に通いながら日本語学校へ通うようになりました。日本語の勉強を始めてから私が感じたのは、普段使っている英語や中国語と日本語は大きく違うということでした。文法から表現まで、良く言えば新鮮、悪く言えばややこしいと感じました。とにかく難しくて、なかなか上達せずにくじけそうになった時期もありました。しかし、学べば学ぶほど日本語の勉強は楽しくなっていき、大学に入っても日本語を学び続けたいと思うようになりました。

シンガポールの日本人学校で開催された夏祭りで浴衣を着ました

 私は生まれも育ちもシンガポールだったので、シンガポールの大学に進学するのが当たり前だと考えていました。でもその考えを変えた契機は、高校の卒業旅行で訪れた日本で、留学している友達の家にホームスティしたことでした。日本で一人暮らしをする彼女の家で一緒に過ごし、彼女の充実した日々の生活を見ながら、日本へ留学したいと思うようになりました。帰国してから家族とじっくり相談して、早稲田大学の国際教養学部(SILS)へ出願することにしました。

 SILSから合格通知を受け取るのと同時に、シンガポールの国立大学からも合格通知を受け取りました。そして、自分で進路を決断するときがやってきました。安全で、安定した道を歩むのであればシンガポールの大学だと分かっていても、心の底から新しい体験を求めていた私は、たくさん悩みながらも、早稲田大学への進学を決心しました。幅広い科目の選択肢から、興味のあるものを勉強することができるという、シンガポールにはないユニークなSILSのカリキュラムはもちろんのこと、世界各地からやって来るさまざまなバックグラウンドを持つ学生と一緒に勉強できることに魅力を感じたのです。

旅行で河口湖方面へ

シンガポールでは経験できない雪の世界を満喫

 日本に来てから早いものでもう1年がたちました。もちろん故郷シンガポールを離れ、一人で言葉も環境も全く違う日本に住んでいると、不安なことや大変だと感じることもありました。でも、日本での生活は楽しいことも多く、授業やサークルなどを通じてさまざまなことに挑戦することができています。それと同時に、自国シンガポールの素晴らしさも再認識することができています。今は「早稲田シンガポール学生協会」の副部長として、シンガポールからの学生たちをサポートしたり、昨年建国50周年を迎えたばかりのシンガポールをより多くの海外の人たちにも知ってもらうための交流会などを行ったりしています。

 来日してから楽しくて、有意義な毎日を過ごしています。もし、1年前の不安だらけの私に声を掛けるならきっと、「怖かったけど、この道に歩み出して良かったよ」かな。

~日本に来て驚いたこと~

同じシンガポールの留学生たちと(一番右が筆者)

 日本に来て驚いたのは、「炭水化物×炭水化物」という組み合わせのメニューがあることです。例えば、焼きそばパンといったものから、うどんとカツ丼のセットもたまに見かけます。このような食べ方は今まで見たことがなかったのでとても驚きました。

 日本の食べ物といえば、最近好きなのは牛タンです。ほかほかの白いご飯に炙(あぶ)りたての牛タンを乗せて食べるときには、ちょっとした幸せを感じます。

(提供:早稲田ウィークリー