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▼スタディ・アブロード―世界から早稲田へ―

アメリカから早稲田へ

キオン・クルーカス/先進理工学部2年

「第二の故郷・日本で、夢への第一歩を踏み出す」

 私の母は日本人ですが、父はアメリカ人で、人生のほとんどをアメリカで暮らした私にとって、日本はエキサイティングでユニークな国です。何度訪れても、豊かで奥深い日本文化への興味が尽きることはありません。

 日本文化とともに日本の人々にもまた、魅力を感じます。日本人の多くは控えめで礼儀正しく、他者への気遣いと尊敬の念を大切にしています。一方で、少々堅苦しく、打ち解けにくく感じることもあります。しかし、東日本大震災のとき、日本中が協力して被災地のサポートを行う姿が見られました。そのスピードと熱意は驚くべきもので、日本人の内面にはパッションがあふれていると実感した出来事でした。

 日本の文化と人々に心を引かれ留学を決意した私は、現在、先進理工学部生命医科学科で生命科学やメディカルバイオサイエンス、生体医工学を学んでいます。私自身が過去に何度も病院で治療を受けた経験から、医療を通じて人々を幸せにしたいと考え、進路を決めました。科学は驚異的なスピードで進化しており、生体医工学も急成長を遂げている分野なので、研究意欲をかき立てられたことも理由の一つです。

 私の究極の夢は、アメリカで生体医療の会社を設立し、さまざまな医療ニーズに応えた新しい技術を研究・提供していくことです。長い道のりではありますが、私は今、ようやくその高くそびえる山を登り始めたように感じています。

明治神宮に初詣に行ったり、長野県にスキーをしにいったり、弓道を体験したり、大好きな日本文化を探究しています

日本の習慣で唯一なじめないのはスリッパを使うこと
ホテルや学校などで時々使用されるスリッパ。足を温かく、靴下を清潔に保つための「気遣い」ですが、私は足が大きく、はみ出してしまうので苦手です。

(提供:早稲田ウィークリー