教育
▼こんな授業! どんなゼミ?
Global Leadership Fellows Forum
(グローバルエデュケーションセンター設置オープン科目・GLFP参加学生のみ履修可能)
米国留学生たちと学ぶ、世界の課題
阿部 一毅(あべ・かずき)/政治経済学部4年
この授業は学生が主体的に学び、その学んだことをアウトプットするという授業です。学生の約半数がアメリカ名門校からの留学生ということも特徴的です。ポール・ワット教授と中林 美恵子(なかばやし・みえこ)准教授がコーディネーターとして助言をくださいます。
1年間の留学を含め学部4年間を通じて行われるプログラム、「Global Leadership Fellows Program(GL FP)」必須のこの授業では、学生の関心に合うテーマとして環境問題を取り上げています。ほぼ隔週のペースで学外よりゲストの方に来ていただき、それぞれのご専門についてお話をしていただきます。講演後にはグループに分かれて、環境・経済・国際・国内政治・文化の視点からテーマを掘り下げて学習し、その成果を発表します。
今年に入り、授業内で二つの大きなイベントがありました。一つは中国・北京での研修です。春休みに北京を訪問し、中国の環境問題への取り組みを学びました。北京の街なかで中国の都市環境を実際に体験するだけではなく、政府の組織やNGOの方々にもお話を伺い、環境問題の現実を学ぶことができました。もう一つは、校友の野田佳彦前首相の講演会です。野田前首相には講演後も1時間以上にわたり、受講生からの質問にユーモアを交えて答えていただき、さまざまな事を伺うことができました。実際に首相というリーダーシップを経験した野田前首相のお話は、とても勉強になりました。
1年間の授業の集大成として、6月にはグループごとに研究成果を発表しました。さまざまな考え方を持つ学生同士、ぶつかりながらの協働作業でしたが、グループとして成果を出すことができ、多くの経験を得ることができました。とても有意義な1年間の授業です。
野田前首相に講演いただいている様子です
(提供:早稲田ウィークリー)